空気中の密度による粒子の効果段階について

マナの粒子は、現在の我々の理論では到底説明できないモノです。
しかし、このガイアスには確かに存在するのです。いいから、そう言う事にしておいて下さい。
マナの粒子は、空気中の密度によって、因果に及ぼす効果が変化します。

  1. 第一段階

     普段、大気中に拡散している状態。力は全く発揮せず、無味、無臭、無色、無害な粒子である。
  2. 第二段階

     「魔導師」等の強い精神力を持つ存在によって、一定以上の濃度に集束させられた状態。無から火を生み出したり、 人に活力を与えたりするだけでなく、それそのものを「ブラスト」として対象に放ち、攻撃に用いることも可能。
     格闘家の中には、この状態にまで高めた魔力を「気」として使う者もいる。
  3. 第三段階

     一定以上に集束した粒子は、やがて一つの形を成すようになる。その時の環境状況により、力のバランスが取れている者を 精霊族、バランスの取れていない者を魔族と呼ぶが、魔族には突出した能力を持つ者が多い。この段階まで精神力を高められる人間は滅多にいない。
  4. 第四段階

     精神体の物質変換と呼ばれる現象が起こる。第2段階の、いわば強化版であり、精神界と物質界を自由に行き来するためには、 この濃度にするだけの力が必要になる。この段階の力を操れる者は、もはや人々の間では英雄或いは魔王の様に称される。
  5. 第五段階

     第三段階の強化版で、人為的な命の創造が可能になる。また、命を分解して魔力に変換した場合、 このレベルになると世界規模で因果を支配することが可能。また、この段階の濃度の魔力を胎生期に浴びると、髪が翠色となり、 直接魔力による攻撃(呪力等)に対する完全なプロテクトがかかる。
  6. 第六段階

     この濃度になってしまうと、意志は粒子中心部まで届くことはなく、意志を受けなくなった粒子は全てをゼロと化す方向へと動き出す。 いわゆる神滅者(ライズバー)の発現となる。
     これだけの粒子を体内に宿してしまう事も、極めて稀ではあるが存在し、そうなると髪は紫色になり、体の周囲から虚無の片鱗が漏出しだす。 いわゆる、紫髪の忌み子である。この運命を持った子は「不幸を呼ぶ」として、人間として生まれた場合、ほぼその場で殺される。