そんなわけで、今回襲撃いたしますのは、あわしまマリンパークでございます。
あわしまマリンパークといえば、かの「へんないきもの」(DVD)の監修を務めて居る所です。
あまり大きな水族館ではないようですが、DVDに掲載されている貴重映像を観れば観るほど、これはきっといい所に違いないぞと思うわけです。
さあ、いざ参りましょう!
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さて、早朝の電車に乗って、沼津駅に朝9時10分に到着です。
これで早いうちに到着できると思っていたら……
9時50分までバスが無い。
時間を潰そうにも
駅周辺で、開いてる店が殆ど無い。
と、なかなかの辺境ッぷり(沼津在住の方、ごめんなさい)。
おまけにこの日は突然の寒波(?)で非常に寒く、何かお腹の具合が悪くなったのですが、
周辺に
トイレを使える施設が無い。
……お昼ごろ来れば良かった(涙)
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まあ、前置きが長くなってしまいましたが、何だかんだでバスも来まして、揺られる事30分余り。
あわしまマリンパークを擁する無人島、淡島へ到着です。
奥に見えるのが淡島です。
島へは頭上のロープウェーか、海上から船を使うかの2択になります。
折角ですから、ロープウェーで行きましょう。
島への往復料+水族館で1800円。
ちょっと高い気もしますが、ネットで割引券が容易く手に入るので良しとしましょう。
チケットの他に、アンケート用紙と島周辺に配置されたクイズラリーの解答用紙、それと筆記用具を渡されました。
因みに割引券は、300円引きのと500円引きのがあるので注意。
淡島は無人島です(何故か一つホテルがありますが)。
なので、島内には余り多くの手を加えてはおらず、必ずしも安全でないところもあります。
また、野生動物も棲息しています。
が。
ロープウェー終着点で、こんなものを発見。
どう贔屓目に見ても……これは狸じゃない。
ロープウェーが到着したのは、島の中腹辺り。
ここから上へ登ると淡島神社があり、下っていくと水族館があります。
下るって言っても、これが結構な急勾配。
階段のくせに、かなり斜めで、しかもジグザグですので、結構神経を使います。
何だかんだで水族館。
長かったですね、すいません。
これが淡島水族館。
やはりと言うか何と言うか、かなりこぢんまりとした印象です。
入り口にはラブカが!
生きている化石、原始的なサメであるラブカは、2007年1月21日、ここで捕獲され、泳いでいる姿が世界で初めて撮影されました。
館内ではラブカの映像を公開中とあり、かなりの力の入れ様です。
中に入りますと、まず目を引くのがこの
淡島の海の水槽。
ここで一番の大水槽です。
水族館自体が小ぶりですから、この大水槽も大迫力!!……という訳にはいきません。
でも、結構雰囲気は良くて、綺麗でした。
あと、何故かやたらイソギンチャクが多い。
この水族館の特徴として外す事のできないのが、この部分。
担当している飼育係の方の顔と名前が!
これはどの水槽にも付いていて、それぞれの水槽ごとの見所やウリを説明してくれています。
しかしこれ……
「○○さんの担当水槽は綺麗だけど、△△さんの水槽はつまらない」
とか言われたら、とてもイヤですね(汗)。
これはウツボの水槽。
これにも勿論、担当者の写真がありますね。
コンクリートブロックの中で、数匹の小ぶりなウツボたちが潜んでおりました。
さて、お待ちかねのラブカの映像です。
上に飾られているのは「めざましTV」で実際に使用されたものだそうです。
画面の下にはラブカの剥製(映像のとは違う個体)が展示されていました。
ただ、映像そのものはニュースで見たもの以上のものはなく、ちょっと寂しかったです。
屋外に出ますと、イルカのショープールなんかも御座います。
この日はかなり寒く、小雨ぱらつく中でしたが、地元小学生(?)が遠足に来ていた事もあり、お兄さん、お姉さん、イルカ共に頑張ってくれておりました。
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ん?
「イルカは噛みます」の看板はどうしたって?
……いや、ムリですって。
だって
こんなに落差があるのに、どうやって噛まれようと言うのか!?
さあ、水族館を後にしようと思ったその時です。
嗅ぎ覚えのある磯臭〜い香りが。
そう、これは……
フンボルトペンギンだ──ッ!!
この日は寒かった事もあり、泳ぐもの一羽も無く、みな全て寒そうに佇んでおりました。
不憫や……
さて、水族館はこれで終わりなのですが、折角なので淡島を少し歩く事にしました。
淡島外周部には遊歩道があり、歩いていきますと、こんな物にぶち当たりました。
海軍桟橋
昭和14年、淡島に日本海軍音響技術研究所が作られました。
その時、海底の潜水艦を探知する目的で、特殊潜航艇「回天」を発射するために作られた桟橋です。
……つまるところ、ソナーの研究で回天を発射する桟橋ってとこでしょうか?
こんな所にこんな物が残っているとは知りませんでした。
まだまだ私も勉強不足です。
無人島、淡島に存在するあわしまマリンパークは、小さくも名のある水族館。
昔ながらの雰囲気を持ち、手作りの温かみを感じさせる、気持ちの良いところでした。
少し残念なのは、値段がけっこうするので水族館目当てで行くと、かなり物足りない事。
繁忙期……せめて祝祭日の快晴時に行くべきでした。
しかし、こんな感想を抱いたのは、初めてかもしれないな。
〜Fin〜