(2009.5.17) 甲斐の道行  

 山梨県立 富士湧水の里水族館(in富士吉田))

 米国から帰還して以来、私ともあろう者が水族館に行っていなかったとですよ。

 半年間も!

 これは由々しき事です!!!

 これはいかん!

 ……そうだ、水族館行こう☆

 という思い付きで、行って来ました山梨は山中湖

 「富士の涌水の里水族館」が、今回のターゲットです。他には用は無い。

 ……ってか、考えてない(笑)。

 そんなMr.ノープランが行きます.山梨日帰り旅行でゴザイマス。

 朝から電車に乗りまして延々三時間半。更に富士吉田の駅からバスに乗って30分ですから.トータルで約4時間ですか。遠いなあ。
 さかな公園という、ややフザけた公園内に、それはありました。

 周囲を板で覆われた、趣深い建物の中に、小綺麗な淡水魚専門の水族館☆

 これがチケット。
 入館料は400円也かなり安いね。

 ちょうど「エサやり体験」がやっていたので、覗いてみます。

 む、意外に盛況。流石日曜日です

 この餌やりが行われているのが、ここの名物「二重回遊水槽」
 でも折角ですから、主役の紹介はクライマックスまでとっておきましょう。

 なので、まずは前座から。

 小さァァい! 説明不要!(いや、要るだろう)
 絶滅危惧1B、ホトケドジョウの登場だ!

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 ……うん、地味だよね(笑)。

 廊下の床を照らす照明がステキなのも、ここの特徴。

 円形の光の中を、魚がクルクル回ります。


 こちらは、建物外周にある池を、横から見られる様にした水槽……?
 とかアルビノの鯉とか……あとチョウザメとかいます。

 ……うん、まあ、地味ですが。

 こちらは「深みの魚」のコーナー。

 富士山の溶岩が固まって出来た岩場をイメージして作られた水槽の中には……悪名高いブルーギルやオオクチバスが!

 ……あとナマズも。

 「川の魚」コーナーには、川の源流、上流、中流に分けられたセクションに、それぞれに棲息する魚を展示。
 山梨に海は無いので、下流のセクションは無いのね。


 床に突然現れた不思議映像

 水面を踏み締めると、何とその場所に波紋が!

 お子様達は大興奮です。実際やってみると、移動に合わせて波紋が発生するので少し楽しい。

 「富士の湧水の里水族館」の名の通り、ここでは富士山の湧水を使って魚を飼育しています。
 その水に触れられるのが、このコーナー。

 流石に水が冷たい(≧ω≦)☆


 ……ですが、飲んではいけません
 きっと、こうなります

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 さて、いよいよクライマックス!

 二重回遊水槽ですよ☆


 外側がでかい魚、内側が小さい魚で、区分けされているのです。
 その為、でっかいのと小さいのが混在して、


なかなかステキな空間に。

 普通、大きな魚と小さな魚を混在させると、小さい魚がみんな食われてしまうのですが、これなら小さい魚が食べられる事無く共存出来る訳ですね。賢い!

 実はこの水槽、内側にも入れまして……

 内側には階段があり、そこから登って上から見る事もできます。


 上から見た画。

 水槽が二重である事が、非常に良く分かります。

 大きい魚はイトウやマスの仲間ばかりなのですが……


 何故か ベスチル(チョウザメ)が居ます。そういえば、外の池にもチョウザメがいたなぁ……

 

 

 ……何で?



 ま・と・め

 富士の湧水の里水族館は、山中湖の側のさかな公園と言う、ちょっとシュールな名前の公園内にある、こぢんまりとした水族館。
 外壁は木材で被われ、周囲には木々が繁り、更に冷たい富士の湧水が流れる良い雰囲気の避暑地でした。って言うか、むしろ寒い

 中も清潔で意欲的で、しかも目玉となる大水槽もあるという、ステキ極まる施設でした。
 ただ、ここで潰せるのはせいぜい1〜2時間ですから、他に行く所を考えとかなきゃなりませんね。




 さて。

 かくして水族館をあとにした私ですが、帰りをただ来たままにバスで駅まで帰るってのは、余りにも芸が無い。

 バスで30分程度の道なら……

 ……歩いてやろうじゃないか!……と言う事で。

 

 いざ、ウォーキング!

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 歩き歩いているうちに、浅間神社への遊歩道っぽい道を発見。

 よっしゃ、行ってみんべと

 山道へ。

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 ……人の気配が無いのは案の定なのですが、何か良からぬ雰囲気です……クマ出そう。

 やがて、元・牛小屋の様な廃墟が現れ……

 そして行き止まり!

 なぁんじゃぁこりゃあぁ!

 ……来た道を延々と、泣く泣く引き返しましたよ(涙)

 その後、延々と見知らぬ道を歩き続け、道の駅にて遅い昼食ー♪

 吉田のうどんうどん鯛焼き。

 吉田のうどんは、腰があってもっちりとしていて、とても美味しかったですよ。
 うどん鯛焼きは、鯛焼きの白餡の中にぶつ切りした饂飩が入っているのですが、意外に悪くないのです。

うまうま。

 さて、お腹が満ち足りたところで、頑張って行きましょう!

 甲斐武田家の戦勝祈願神社と伝えられる、浅間神社です。

 なかなか荘厳なたたずまいですが、何故か雨が降り出しまして……より趣深く。

 ……傘持ってきておいて良かった。

 この界隈は外人さんの観光客が目立ちましたが、神社には何故かフランス人が多かった。何でだろう?

 ちゃんと礼に則って、二礼二拍一礼

 その上で御神籤を引きました。私にも幸せが手に入りますように。

 そしたらですね。

 「ガタガタ言わず、お前は真面目に自分の仕事に邁進すればいいんだよ!」

 ……ってな内容でした。御神籤。

 こうして。
 バスで30分の道を、寄り道したり迷ったりで4時間掛かって駅に帰還。

 疲れました。
 
 
 
 

 しかし、ここで恒例の交通問題発生!

 急行の電車が出てしまい、次に来るのは追加料金が必要特急!

 嫌なら、超・遅いローカル!

 さて、どうするか……

 あ、高速バスって手があるじゃん。

 次の高速バスは満席。その次は一時間後。
 ……でも、新宿に到着する時間は電車より30分遅れ程度だし、値段は約半額。

 ……選択の余地はありませんでした(笑)

 ちなみに今回買ってきたお土産ですが……

 恒例の信玄餅と吉田のうどんの他に、ゲットしてきたのが


 「甲斐の地酒のみくらべ」純米酒4本セットです。

 包んでいる風呂敷が、

 「風林火山」の旗になってるんですよ。



 〜Fin〜