(2012.8.4)
上洛日記)

 

 京都水族館(in京都))

 2012年は、波乱続きでした。
 年明けからこの夏まで、ず〜ッと忙しくて休みが溜まってばかりしていた気がいたします。

 そんなんですから、たまたま突発的に「金曜〜日曜まで仕事が無い」なんて事が木曜日に判ったりする事が多く、

 そんな場合には、即! 旅行の手配じゃ!……と、相成る訳です。

 今回も、そんなこんなでどうしようかな……と思っていたのですが、

 これまた突発的に

 

 「そうだ、京都行こう!」

 

 ……と、思い立った訳であります。

 やってきました8月の4日。

 早朝の新幹線「のぞみ」に揺られ、 朝の京都に降り立った私でありますが……

 

 あ、暑い……

 さすが京都。盆地だけあって、なかなかの暑さであります。

 が。

 過ごし「辛さ」で言えば、東京の……それも西東京の方がずっと辛いというのが私の感想。

 東京……特に私の住んでいる国分寺近くは(2012年現在)、その蒸し暑さが半端ないのですが……

 京都は暑いけど、日陰に入って風を浴びていれば何とか過ごせる暑さ

 国分寺は、日陰に入って風を浴びても、浴びただけ湿気が肌にべったり張り付く暑さ。

 ……今日はたまたまかもしれないけど、やっぱり京都の方が過ごしやすい気がするなあ。
 (対抗してどうする)

 

 京都駅を出まして、梅小路公園にあります「京都水族館」を目指します。

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 ……結構歩くな(汗)  

 まあ、何とか……駅の眼の前とは言えませんが、十分に徒歩圏内なその場所に、目指す水族館はありました。

 

 う〜ん、コギレイな建物ですよ?  

 入館料2000円(高い!)を払って、中に入りましょう。

 ちなみにこの日は、お客さんで一杯でした。

 

 まず始めにあるのが、「京の川ゾーン」

 これでもかって位、超・オオサンショウウオ推し!!です。

 各種オオサンショウウオグッズまで展示してある始末(笑)

 ……ちょっと可愛いでやんの。

 

   続いてやって来ましたのは、「かいじゅうゾーン」。

 オットセイやアザラシが戯れる空間です。

 なかなか広い空間が確保されていて、オットセイ達はのびのびと過ごしているのですが……

 ……いかんせん、人が多すぎて落ち着いて観るに観えません(涙)

 

   ここは外なので、空調が効いておりませんが……そこはそれ。

 なんと、定期的にミストが放出されるのです。見えますかね?

 これのお蔭で、結構涼しくなるのです。不思議!

 

 オットセイ達は、なかなかにサービス精神旺盛。
 対してアザラシは、ちょっと気ままです。

 呼吸をしに、柱に現れます

 可愛いが、写真に撮りにくい……

 

 ここ、京都水族館を語るのに欠かせない事が一つあります。

 それは、完全人工海水の水族館だという事。

 完全人工海水、CO2削減対策、節電など、ここには画期的な技術がこれ見よがしに投入されているのです。

 

 

 ……別に、ディスってなどいない!!!

 いないんだって、マジで。

 

 話を元に戻しましょう。

 スロープを上がって2Fに行くと、そこはもうペンギンゾーン

 辿り着く前に、数々のペンギン達の描かれたストリートを抜けます。

 やっぱりペンギンって、目が怖い。

 

 ここで飼育されているのは、比較的暑さに強いケープペンギン。
 しかし、流石の彼らにとっても、京都の夏は暑いようです。

 扇風機浴びてるんですってさ。

 

 この時はたまたま夏の特別展示で、鱧(はも)が公開されておりました。

 私も鱧は大好きです

(主に、食材として)

 2M位になるんですってさ。

 

 ご覧下さい、この大水槽。  

涼しげで美しいが……特にいうべき事は無い!(ひでぇ)

 

 折角ですので、イルカのショーも見て行きましょう。

 

 この日は正に大盛況。

 座る処にも困る程で、私は端の方に陣取りましたが……そこもすぐに人で埋まり、ぎゅうぎゅうの状態に。

 水族館の向こう側は広場があり、その向こうに五重塔があって、更にその向こうには新幹線が走っている。

 実にいい光景です。

 どうでもいいけど、ウェットスーツのお姉さんって、そそるよね。

 

 ……失礼しました。

 

 イルカショーはシンプルなものですが、イルカの生態を教えてくれる基本に則った、良いイルカショーですね。

 ただここのイルカたち、相当やんちゃで観客に平気で水を掛けてくる事と……

 噛むって事だけは、忘れてはいけません。


ま・と・め
 京都水族館は、海に接していない京都府の、更に京都駅のま近くに建てられた、とってもチャレンジブルな水族館。
 取り敢えず流行り物は一通り押さえてみましたぜ!って感じですかね。

 2012年現在では、イルカショーの練度もあまり高くなく、逆にそこが初々しんですが……
 「ここでなければ見られない何か」は、まだ構築されていない感じです。

 でも、でもいいじゃないですか。
 我々に水族館を見せる為に、あの京都が頑張ってくれたのだ。
 それでいいじゃぁないか。


 

 水族館を観終わった以上、もはや都に用はありません。

 とっととイノダコーヒーに行ってラムロックを食し、

 宿に入って温泉を満喫。
 就寝いたしました。


 そして次の日。

 「そうだ、奈良行こう!」

 

 急に思い立った私は、奈良県に飛んだのだ。

 平城京を観る為に。

   奈良駅の構内で見つけた、自衛官募集の萌えポスター。

 女の子に比べて、自衛官の横顔が割と粗雑です。

 

 ご存知の通り、平城京跡は2010年に平城京遷都1300年を記念して再興された観光名所。

 何で1300年なんて中途半端な……とか思いましたが、100年前はそんなバカな真似余裕なかったし、100年後は待てなかったんだろうな。

 祭りが終わってしまえば、もう用は無いのか。

 平城京跡へ向かってくれるバスが、本当に少ないのです。

 

 で、着いたら着いたで。

 平城京跡は、だだっ広い平原にただぽつりと鎮座するのみ。

   複数個所を巡ってスタンプを集めるとクリアファイルが貰えるのですが、1周がかなり歩くんですわ。

 昔の人の移動距離って、本当に凄いわー。

 一周廻ると、もう結構いい時間になってしまいました。

 駅前で地酒など買いまして、帰路に就きます。

 奈良、結構侮れないですね。

 次はきちんと準備して、じっくりと奈良を満喫しようかな。

 ……あ、奈良って水族館無いや。



 〜Fin〜