4月28日(火)
(2004.4.28)
探検ぼくの町(新・江ノ島水族館in江ノ島)


 さて、今回も日帰り旅行です。
 小学校時代からの親友である陽殿来襲するとの連絡を受け、会う約束をしたは良いのですが、行くべき場所の目星がありません。
 だって折角久しぶりに会うのに、呑むだけじゃつまらないじゃないですか!

 そこで、今月の16日に新装開店したばかりの新・江ノ島水族館に行くことにしました。

 小田急電鉄片瀬江ノ島駅を出て右手に少し歩き、更に右手に向かうと、新・江ノ島水族館が見えてきました。
 でもその前に!

 水族館は道を挟んで向かい側にあるのですが、そこに向かう地下道の前にこのようなモノが!

 ほう、「世界最大級のあの人気者『大吉』公開中」ですか。

……で、大吉って誰サ?

 その正体は、旧・江ノ島水族館14年間飼育されたミナミゾウアザラシ大吉(♂)お宮(♀)
 大吉は全長5.4M、体重3tにも達したそうです。

……っていうかね。


バケモノだよ、コレは(笑)
 クマ牧場の熊すら可愛く見えるよ。

 ちなみに左のちっちゃいのがお宮(♀)、右のが大吉(♂)。
 日頃から「虎くらいなら何とか勝てるんじゃないか」と豪語している陽殿も、コイツの前では形無しでした(笑)。

……だって、手前のBAKと比べて下さいな。

何かやる気のないお宮さん。

 さて、いい加減水族館に参りましょう。

 外観はこんな感じです。
 GW前の平日であったのにも関わらず、なかなかの繁盛っぷりは流石江ノ島。


 チケット売場です。

 この規模で一人2000円はちょい高価(たか)めか?

 中に入ると、水槽のテーマごとにこの様なコメントが。

「波の音は地球の声。宇宙がつくる命の楽園」
 ……名言です。感動しました。

 でもこの水槽、端っこで波が起こって岩場の環境を再現しているのですが……
 お魚さん達が翻弄されまくっております。
 まるで木の葉のようです。嵐に翻弄される儚いイカダのようです。

 その近くに「新江ノ島水族館立体生命図録(全18種)」のガシャポンが置いてありました。
 これを「ガチャガチャ」というか「ガシャポン」と言うかで歳がバレる。


 ミナミゾウアザラシやタコクラゲなど、新江ノ島水族館で飼育されている水棲生物のフィギュア(海洋堂製)でございます。
 新江ノ島水族館限定販売です。
 手前にいるのはタイミング悪くファインダーに入ってしまった見知らぬお姉さん。
 お名前はおろか、顔も知りません。

 GAUさんはミナミゾウアザラシが、陽殿はタコクラゲを欲しがったのですが、残念ながら思うような結果は得られませんでした。


 水槽の端に潜んでいた東雲坂田鮫(シノノメサカタザメ)。陽殿がガチャでゲットした代物です。

 横から見ると、結構ユカイな形してるんですよ、コイツ。
 ここの水槽は水位が低く、お子さまでも無理無く中が見えるようになっていました。
 おかげで大の大人共がこんな姿勢で水槽鑑賞(笑)


 うはぁぁぁ〜、ピンぼけでスイマセン
 やっぱり人のデジカメを使うモンじゃ無いなあ……<T△T>
「海の森にひそむ 命のけはい。」と書かれてあるのです。
 右の画像の水草の中に、魚の群が居るのが分かりますか?


「命をいただくから『いただきます』と言う。」
 その通り! 良いこと言うなあ。
「日本は豊かな海に囲まれた国。わたしたち日本人は、海の命をいただくことによって生きてきました。
 食卓にのぼる魚や、カニ、タコ……。
 かれらが生きているときの、美しくいきいきとした姿をよく憶えておいて下さい。
 『いただきます』の言葉は、かれらの命に対する感謝の気持ちを表しているのです。」

 そんなこんなでこのコーナーで飼育されているのはマダイ、クロダイ、マアジ、ボタンエビなどそれはもう美味そうな魚介類ばかりで……
 陽殿と二人でヨダレを垂れ流しながら鑑賞致しました♪


 ……いや、特に深い意味はないんですが、何か名前が面白かったので。
ノロゲンゲのろげんげノロゲンゲ野呂玄華ノロゲンゲ


 右のごっつい球体が深海環境水槽
「深海に持っていってそこの生物を採取し、深海の環境を保ったまま陸上に上げてしまう」と言うモノで、球体の中には確かになんか魚が生きていました。


 オオグソクムシ(大具足虫)。
 深海生物です。
 深海生物と言うことで、ここではフラッシュ撮影が禁じられておりました。色素が不要なのか、白かったです。

 ……だから、ダンゴムシじゃないんだって!

 さて……


江ノ島水族館と言えばクラゲです!これは欠かせません。
 江ノ島水族館は、クラゲの研究期間としてちょっと有名なのです。

 クラゲコーナーの天井は、ミズクラゲをイメージしたモノになっています。

 アカクラゲ。毒性が強く、浜に打ち上げられて乾燥した死骸から刺胞が風に乗って舞い上がり、鼻や目を刺激するのでハクションクラゲとも言うそうな。
 もう、見るだけで痛そうと言うか、痒そう。

 パシフィックシーネットル。世界最大級のクラゲの一つで、やはり毒持ち

 タコクラゲ。タコに似ているクラゲで、体内の褐色藻類の光合成を利用し、生きていけるそうです。
 無敵?


 オオカミウオと夥しい数のホヤ。
 因みに先ほどから右端に写っているは陽殿のモノです。


 みなさんお待ちかね、サメのコーナー。

 ツマグロアカシュモクザメ。サメの水槽は一つで存在感も余り大きくなく……まあそこそこでした。悪くはなかったけどね。

 新江ノ島水族館の館内からは、珍しい海棲動物も観察できます。

 コレはサーファーと言う生き物です。
 高い波が来ると喜ぶという奇妙な習性があります。


 昭和天皇及び今上天皇両陛下の研究についての展示です。
 ……天皇陛下っていうのは何らかの生物的な研究をせねばならぬと言う事ですか?
 う〜む、羨ましいのか羨ましくないのか……微妙なところですな。


 今はどこの水族館でもイルカのショーは見られますが、無いとやはり寂しいモノ。新江ノ島水族館にもご多分に漏れず存在します。
 そして──

 「イルカがかむことがあります」注意書き。

 俺達はコレを待っていた────ッ!!

 イルカのプールに降りて行くと、その横に江ノ島水族館マスコットキャラクターであるみなぞう君が居たのですが、我々、何とそれに気付かず素通りしてしまいました。
 後で真実を知り、激しく後悔。

 みなぞう君はGW休暇中だと自分をダマしていたのにッ!
 タダじゃあおきませんッ!!



※)

 平成17年10月4日、みなぞう君は死んでしまったそうです。リターンマッチが叶わず残念です。
 謹んでご冥福をお祈りします。


 ……っとまあ、新江ノ島水族館はこんな感じでした。
 設備の真新しさと展示のステキさなどで非常に高レベルの水族館だと思います。
 ただ、もう少し規模が大きいと良かったかな? 半日くらい潰せるレベルが有れば……

 その後、折角なので江ノ島に渡りました。
 ええ、江ノ島の「島」の方です。
 島中が、もう猫地獄。

 ここにも。

 ここにも猫が!

 もう、猫づくし状態。

 島を抜けて向こう側に出てみれば、そこには美しく光差す空と白波の浮かぶ海。

 この世にも美麗な風景を視よ!

 いや、正に絶景でした。
 訪れた人々は皆カメラ付き携帯でこの風景を撮り、中には立入禁止区域に入って撮影に興じる強者まで居りました。
 まあ、無理もないでしょう。

 何か、神でも降臨しそうだし。

 ……かくして、我々の江ノ島探検は終わりました。
 その後、「魚が食いたい」と言う話になってF沢に繰り出し、居酒屋「北海道」に入り、ホッケや鰆、果てはズワイガニまで喰い、呑み、気が付けば二人で12000円も出てしまったとか
 そんな事は些細な話です!


 ありがとう江ノ島。また来るぜ。



〜Fin〜