EPSON品川アクアスタジアム内の水族館
(2005.04.20)
……ええ、「EPSON品川アクアスタジアム内の水族館」です。
水族館独自の名前は無いみたいですね(2005年4月現在)。
この日は水曜日の昼間。時期的に春休みももう終わってる筈ですしお昼休みには遅い時間……思いっきり穴時間を狙っていったつもりなのですが。
何だこの混みよう。
……まあ、若者のつがいカップルや老夫婦なんかは納得できるのですが……
思いっきり小学生が走り回っている。
手前ぇら学校はどうしたぁ!!(-□-#
ってえか、連れてくる親も親でしょう!?
……まあ、いいや。
この水族館には、普通の水族館に必ずある、水槽内の生物についての説明がありません。
説明は全て館内各所にある
このお魚ガイドに書かれてあります。
各水槽にはこの様な注意書きが書かれています。
まあつまりガイドブック無しだと
只のムードたっぷり空間に成るって寸法ですな。
正直、あんまり水族館っぽくないのですよ。ココ。
生意気にイルカとアシカのショー水槽もあるのです。しかし如何せん客が多すぎて、アシカを観る事は叶いませんでした。
イルカのショープールには行ったのですが、注意書きがなっちゃいませんでした。
イルカは噛むんだよぅ。
水なんかいいから、噛むって書けよぅ(叫)
この水族館、何とマンボウまで居ます。
……でもねえ。
「ゆかいなマンボウ」と書いてありますが、水槽の中で呆けたように漂う姿はむしろ不憫。
「ふびんなマンボウ」
それにしても人が多い。
美しい海中トンネル。
上にいるのはグリーンソーフィッシュ。
ノコギリエイの仲間ですね。成長すると7M位になるそうです。世界でここだけの展示だそうで、今後の成長が楽しみッス(おい)。
……っていうか、正直
←腹部ばっかりでは今ひとつ面白くない。
よく似てますけど、こちらはドワーフソーフィッシュ多分。
なんでも、世界でここだけの展示だとか。
珍しいっちゃあ珍しいんですが……
如何せん華がない。
そして最後に可愛いペンギンさん達。
館内は狭く、廻るのに30分もあれば充分です。
ただ、非常に清潔感とムード感と素敵感のある水族館なので、デート先として水族館をチョイスする人達には良いかも知れません。
逆に、好奇心や知識欲で行く人、水族館好きの人にはちと不満かも知れませんね。
……言うまでもなく、私は後者なので、入館料1800円は高いと思いました。
最初に唐突で申し訳在りませんが、今回水族館の外観写真はありません。
この高千穂淡水魚館の入館料は200円!
水族館としては、破格どころの話じゃありません。
って言うか、おかしいだろ。
コレ、高千穂淡水魚館の出入口です。
トイレの入り口じゃなくて。
っていうか、出口と入り口が同じドアの水族館ってどうよ?
銀色のヤマメ(だったと思う)
アルビノのイワナ(多分)
ハイ、見所、以上!!(早ッ)
……だって、そもそも2部屋しかないし、水槽の数も少ないし、だいたい
入館料200円なんだから、ここは一つお察し下さい!
でも、まあコレだけってのも何なので、最後に高千穂は国見峠のスバラシキ眺めを少し。
この超美麗な景観を見よ!
その景観の上にある、
日向風土記逸文の碑。
何か、コレどう見ても……
「ああ、おら達の村が……」
「村が、燃えている……」
って見えて仕方がないです。
葛西臨海水族園の外観。
このドーム状の建物は、割と有名ですよね。
葛西臨海水族園を知らない方でも、このドームか、アニメか何かでそれに似たものを見た事がある筈です。
海の畔にあるこのドームからエスカレーターを下って、地下にある水族館に入ります。
館内は大変に
磯臭いです。
エスカレーターを下って、すぐの所にあるのがこの
シュモクザメの水槽。
いや、本当はシュモクザメだけじゃなくてスミツキ、ウシバナトビエイ等もいるのですが、如何せん
シュモクザメがやたら多い。
次に目に入ったのはマグロカツオ水槽。
カツオに混じってクロマグロは2匹だけ。
……やはり 高価(たか)いからか?
因みに手元の資料によりますと、マグロは皮膚が非常に弱く、ちょっとした事から擦過傷になって
死に至るそうです。
野生動物は我々人間より遙かに強いというイメージがありますが、分野、種類によっては意外にそうでも無いようですね。
訪れた時はお客が多くて余り落ち着いて見学出来なかったのが残念です。
スペースはあるのですが、水槽が狭く、見えるところには人が群がっているので結構困りモノでした。
何故かやたら居た、尻を毛繕いするペンギン達。
水死体の群……ではなくて、水面を漂う フェアリーペンギン。
でも、コレ(↓)はまずくないか?
決壊しないだろうな…(汗)
コチラが京急油壺マリンパークの入り口です。
私、幼稚園の頃に遠足で来た事が在るんですよ。
その時は凄く広かった気がするって事と、周回水槽の下の水槽に居た、
っていうか、チョウザメは幼い頃から私の中でトラウマになってました。
今でも私は、サメの中ではチョウザメが一番怖いです。
サメ類は大概好きですが、チョウザメはダメです。
厳密に言えばチョウザメはサメじゃないのでOKですけど。
頭で「ネタが少ない」なんて言ってますけど、ココは実はネタの宝庫でした。
まず、交通の便がもの凄く悪いこと。
ここを訪れる方は、ココの為だけで一日潰す覚悟が必要です。
あと、入り口にあるこの記念碑。
初代館長・末廣恭雄氏の碑なのですが、
「愛」 ~魚わが友~
……ステキすぎます、末廣先生。
ココのイルカ、アシカショーは地下で行われます。
この「ファンタジアム」から入るのです。後ろに見える海がステキですね。
深い意味はありませんが、急な階段を下って、地下へショーを見に行くってのは、文字通りアングラな香りがします。
地下闘技場でのイルカ&アシカショー風景。
ココでは特別なルートで集められた秘密を守れるお客だけが、このショーを見ることが出来るのです!(違)
入ってみて思い知らされたのが、この水族館、実は狭かったと言う事実。
しかし考えてみれば、幼稚園の遠足で来るような所ですから、狭いのは当然なんですけどね。
サメを触れる水槽。
タッチプールは普段滅多に味わえない体験を提供する貴重な施設であり、しかし同時に、触られる魚たちにとっては迷惑もいい所です。
だから注意書きとして魚たちを大事にする事や注意点を明記するのは当然だと思います。
でも。
イヤ、それ危険とか言う問題じゃないから。
噛まれてるから、既に!
水族館”魚の国”。
『大回遊水槽──驚異のサメ展示中』
驚異のサメ……良い煽り文句だとは思いませんか?
入り口からいきなり驚異のサメ1号『ムカシオオホホジロザメ』の顎歯(レプリカ)です。
中へ入っても驚異のサメは続きます。
入ってすぐ左にあるのは生きていた化石『ミツクリザメ』(剥製)、
そのすぐ右にあるのは同じく生きていた化石『オオワニザメ』(剥製)です。
古いんです!!
詳しい話なんて聞きたいですか?
いいんです、取り敢えず「古いんだね」って理解しておけば!
さて、皆さん。
このレビューの最初の方に、私が書いた文を憶えてますか?
私のトラウマについてです。
アレを遂に確認する時が参りました。
私の記憶にあるうすらでかいチョウザメの群は、果たして只の妄想なのか、それとも……
あ"~、チョウザメの群が忌ますねー(汗)。
でかいッスよ、でかいッスよ、しかもたくさん居るッスよ(T△T;>
あのデスねえ、上のね、一体一体が
こんなデカイの。
それがあんなにいっぱいいるの。
確かに、過去に観てきたジンベイザメやピラルクやシロワニ君の方がデカイですよ?
でも、当時幼稚園生の、純粋だったかつてのボクにはこの恐怖は大変なモノだったわけで……
ココで飼育されているのは
……とまあ、こんな具合です。
京急油壺マリンパークは規模としては余り大きくなく、しかしなかなかのインパクトを持っています。
ココの対象は我々のような水族館フェチやカップルではなく、主に家族連れや幼稚園~小学生の遠足のようです。
だから一人で行くと、少し寂しい。
因みに岬はマグロで有名な漁港。
駅前では冷凍のマグロの目玉や卵なんかが売っています。
売店のオバチャンは少しだけなら値切りに応じてくれますが、余り期待は出来ません。
良いところですよ、三崎。
住みたいとまでは思いませんが。
犬吠埼マリンパークです。
犬吠の切り立った波打ち際に雄々しく佇む荘厳な(そうか?)佇まい。
流石はGAUさんの母上が子供の時から在るという、由緒正しい水族館です。
最近の水族館はジーンバンク(種の保管場所)としての性格が色濃いか、或いは娯楽施設としての性格を色濃くしているモノが多いです。
私はそれも大好きですが、ココは歴史在る水族館故に、「展示」の性格が色濃いように思えます。
古い上に、犬吠埼という辺境(失礼)にある故か、規模、展示共に小規模で、物足りなさは否めません。
しかし、それらは決して犬吠埼マリンパークが劣った水族館である事を意味しません!
ココの水族館の目玉は、このイルカとアシカのショープール。
狭いです。小さいです。
しかし!!
この規模のプールでイルカが飛び跳ねるショー風景を目の当たりにすれば、そこにあるのは只、感動。
私は危うく涙を流しそうになりました。
「オレ、汚れてたんだな…」
そう感じさせられました。
因みに、こういうのもある。
とても危険です。
館内の水槽展示については、余り特筆すべき点はありません。
狭い館内にクジラ展示コーナーや世界のナマズ、ピラニアの水槽など、見所はありますが、ここをメインに訪れるには今ひとつパンチに欠けてしまいます。
でも、屋上から望める犬吠の景観はなかなかのモノ。
……寂しいよう(涙)
さて、本日訪れますのは「東京タワー水族館」です。
その……ちょいと心配なんじゃ。
いや……
東京タワー水族館というのは売り物の珍しくもない魚ばかりいて
館内は狭くて一瞬で見終わってしまうようなイメージがある
アブドゥルさんがそう言うなら……
では、入りましょう。
入り口はこんな感じ。何というか、特設コーナーみたいでかなりのチープ感が否めません。
入場券も只のレシートだしね。
中に入るとこんな感じ。
小水槽がたくさん並んでいる風景は、ペットショップっぽくて妙に新鮮。
無論、値段付き。
中には名前はあるのに魚の居ない水槽もあって……
それは、売れてしまったのか!?Σ-△-
もうちょっと中に入ると、何と、大きなハリセンボンの姿が!
いや、おい、それ売るのか!?
とか思っていたら、水槽の下の方に
「この水槽の魚は非売です」との文字が。
納得し、一安心したのですが、心に一抹の寂しさがよぎりました。
全部売り物な訳じゃ無いんだぁ……
意外に多かったのが、鮫と同じくらいGAUさんの好きなウツボ。
ゼブラウツボ、ハワイウツボ、クモ、サビ、ヘリゴイシ、シマアラシetc…
小さくて、かなりpretty♪
あくまで私見ですが、○○ウツボと名の付くウツボは大体可愛い顔をしているようです。
反対に、△△モレイと名の付くウツボは、外人顔をしていて可愛くない。
例
ウツボ君
Mr.グリーンモレイ
ね?
もう少し先に進みますと……
何やら大きい魚が目立って参ります。
ジャウー様。アマゾンから来ました。
「大変気が荒いが、満腹にさせておけばおとなしい」って……
そんなモノをこんな水槽で飼って良いのか!? 大丈夫なのか!?
もちろん非売!!!
デンキウナギ(下段)と、やたら種類の多いピラニア(上段)。
イエロー、ダイヤモンド、ドレンブラック、ノタータス、sp、カタリーナ、レッドライン、ピラカ……
獰猛(でも臆病)というツンデレ(?)で有名なナッテリーは
何と一匹じゅうはちまんえん也!
ヨーロッパオオナマズ(奥)と、ヘテロブランクス・クララ(右下)と、アフリカン・ビックマウスキャット(左下)。
ビックマウスキャットは9万8千円。しかし
顔でかいなぁ。
ジムナーカス・ニワチカス。
「小魚を捕食し、どう猛である」
弱い発電組織を持っているそうですが……
おもしろい顔をしている。
はい、ここでステキな値段入りマース♪
Pro.エチオピカスさん。
肺魚の仲間で、ヴィクトリア湖を主とした東アフリカに棲息。
現地では食用魚で、気が荒く、同種同士で激しく争う。プロトプテルス科。最大1.5M。
お値段何と、100万円!!!!
……とまあ、こんな感じでお魚さんが続くのですよ。
無論、もっと高価なのもあったり、金魚なんかも売ってます。
正直、これほどの高レベル水族館だとは思ってもいませんでした。
巨大水槽や世界的に貴重な種や研究成果、イルカのショーなどとは無縁ですが、小さいなりに工夫を凝らし、ウツボやピラニアの種類で攻めるなど、様々な魅力のある水族館でした。
ただ、1M超クラスの大型魚がかなり多いので、途中でお腹いっぱいになるかも知れませんね。
私も流石に途中で疲れてきました。
でも、予想に反してかなりステキな水族館でした。
ただし、ちびっ子は行くなよ。
普通の水槽の中にいる1M超の魚の群は、トラウマになるぞ!
さて、本日訪れましたのはみんなの憧れ、サンシャイン国際水族館です。
……へ? アコガレじゃないんですか?
私の幼い頃は、サンシャインの水族館と言えば、アコガレの場所もいいところでしたけど。
まあ、良いじゃないですか。中へ入りましょう。
アレ、何かイメージ違う…
入り口前にいきなりある、リュウグウノツカイの標本。
こうなってしまうと、銀の身体に紅の鰭……という美麗な姿は跡形もありません。
おそらく日本で最も都会ッ子のケープペンギン。
エプソン品川のペンギンも都会ッ子には違いありませんが、やはりそこは池袋と言う事で。
死にそうなマンボウ。
しかしお客さんが来ると、起きあがっておなじみの姿で泳ぎ始めました。
……営業部長か!?
彼の大きさは約1M強。他のお客さんは「大き~い」とか言ってましたが
…小さい方だよな?
建物の中に入ると、いきなり居る大量のマイワシ。
鰯ってさあ……
泳いでいても旨そうですよね。
そして向かいにあるのがサンシャイン珊瑚礁。
何とサンゴは本物(!)で、
動いています!
普通は作り物なんですがねー。珍しい!
沖縄の恩納村(おんなそん)という所から借りてきたモノで、育てた末に沖縄の海に還すんだとか。
巨大イカ、「ニュウドウイカ」の……
スルメ!
横にあるちっちゃいのが普通のスルメイカのスルメ。
折角スルメにしといて何なんですが、このニュウドウイカ、肉質は水分が多く、しかも加熱すると硬くなり、おまけに塩辛過ぎて食用には向かないのだとか。
「では、何の為にスルメにしたのか?」って気もしますが……
ホルマリン漬けよりは洒落っ気があって、私は好きです。
と~れと~れ、ぴ~ちぴ~ち♪
カニ、食べ放題!
ではなくて!
タカアシガニの群れ。
茹でる前から赤いんだもんなあ……
美味しそうだよねえ。
もうしばらく行った先にある南米の大河コーナーでは、
フラミンゴシクリッドと言う魚がドメスティックバイオレンスの被害にあっていました。
……いや、元々こういう頭なんですよ?
DVの話はデタラメなので、本気にしないように。
意外に多く居たのが、爬虫類・両生類。
まあ、特別展示で世界最大のゴライアスガエルが居たくらいで、余り突飛なのは無かったのですが……ここ最近、それ系に手を出す水族館、増えましたねえ。
私も爬虫類・両生類はそこそこ好きなのですが、じっとしている事が多くて余りネタにならないのが残念です。
出口付近にいたハナギンチャク。
手塚治虫の「火の鳥」に、こんなの出てこなかった?
まとめとして。
サンシャインはここ最近のレベルで言えば余り大きい所ではなく、飼育生物もオーソドックスなモノが多い傾向があります。
(まあ、何故かアルマジロやフェネックギツネなんかも飼っているのですが……)
ただ、ここにはナンジャタウンとか、面白げな所がかなりあるし、お客さんも水族館だけで一日を終わりにする訳には行かないのでしょう。
そんな感じのスペースでした。
そう言う意味では、池袋に相応しい水族館なのかな?
突飛なモノが少なくても(マンボウは充分突飛な気もしますが)、安心できる水族館として皆様に親しまれているのでしょうから、コレで良いという気もします。
取り敢えず、行った甲斐はありました。