前回のレビューでは、私の修行不足でここの良さを十分にお伝えできませんでした。
今はそれなりに目も肥えており、この水族館の魅力を十分に語る事が出来ましょう。
ではHere we go!
門をくぐり、しばしてくてくと歩きますと、料金所(?)が見えて参ります。
ここの入館料は700円。この規模の水族館としては正に破格の数字です。
その料金所の横にあるのが、この 鮪の模型。
大きいですねー。
因みに一緒に写っているのは私では勿論なく、何処ぞの見知らぬガキお子様です。
かくしてお金を支払い、階段を上がりますと、見覚えのある建物が見えてまいります。
この建物の両脇に噴水池があり、それが奥の海と重なって、まるで海ギリギリまで来てしまった様な気になります。
まあ、もっとも、臨海公園の名の如く、実際に海の傍ではあるんですがね。
ちなみにその向こうには、東京ディズニーランドが見えるんですよ。
どうでもいい話ですが。さて、さっさと中へ入りましょう。
建物の中に入りますと、まずは地下へと続くエスカレーター。
これから海の中に下りていくぞって感じで、気分が盛り上がります♪
奇しくも下って行くに連れて徐々に空調が効き始め、益々水中探検気分です。
そしていきなり
鮫。
アカシュモクザメや小さいツマグロなど、確かに主役級の役者ではないとはいえ、導入部でいきなり鮫を持ってくる辺り、この水族館の余裕を感じさせますね。
ところで、一緒にカタクチイワシの群れが泳いでいるんですが……餌か何かですか?
導入部の水槽を軽くいなして、次の出会いに胸躍らせていると、天井からぶら下がる奇怪な物体あり。
マグロ? 何故?
……と思いきや、これ、実はペーパークラフト。
水族館内の売店でも売っている物なのですが、かなりのボリュームで、実に良く出来ている。
当水族館の目玉、マグロ水槽の登場だ!
水槽内には主役のクロマグロを始め、カツオ、キハダ、スマ、ハガツオなど、スズキ目サバ科の魚が踊ります。
ただ一つ残念なのは、素人には区別がつきづらい事。どれも良く似て困ります。
マグロ水槽に別れを告げて、次にやって来たのは「世界の海」のコーナー。
ただ残念な事に、
水槽が狭いのにお客が多くてよく見えない。
今日は休日にしてはかなり空いていた方なのですが、それでもこの有様です。
深海のコーナーにいた
マンボウ。
暗い水槽だったので流石に写りが悪いのですが、それでもその大きさとトボケタ貌で、私達を楽しませてくれます。
そしてアオリイカの水槽。
やはり暗いのですが、イカが白い分、闇の中で浮かび上がり、写真に写り易いという結果に。
それにしても白くって半透明で……実に旨そうです♪
で、その横の水槽にあった
オレンジシーペンという物体。なんだこれ。
これで一周かなあなんて思っていたら、再び目の前に現れました
マグロ水槽。
ただ、先程とは違う水槽な様で、
マグロがデカい。
しかもかなりの銀ピカです。
きっと奴等、
ジュラルミンで出来ています!
……もしくは宇宙刑事ギャバン
の……いやいや。
いや、だって銀ピカで思いつくのがコレくらいしかなかったんですもの。
あとはロボコップ?(別にネタに走る必要は無いというに)
正に巨大!と言うべき成長したクロマグロの群れは、正に圧巻。
日本の水族館数あれど、この数をこのサイズで揃えているのは葛西臨海水族園ただ一つでありましょう。(2008年7月現在)
この水槽が、この水族館のクライマックスだッ!
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さて。
建物の中の展示は一通り堪能致しましたので、今度は外へ行きましょう。
強烈な磯臭さが漂ってきたら……そう、ペンギンのコーナーです。
この暑い中、お客さんに愛想を振り撒くペンギン達。
ジェンツーペンギンの横には、
世界最小級のフェアリーペンギンの姿が。
これ、雛じゃ無いんですよ?
……でもねぇ、この日はとても暑かったのです。余り長時間日光に晒されていると私の方がが灰になってしまうので、ここは屋内に避難しましょう。
さらば、ペンギン☆
さて。
今度こそ終わりが近付いて参りました。
空調の効いた室内を堪能していると、何故か視界にペンギンが……
「ばかな。ペンギンには、既に別れを告げた筈だ!
まさか、私の心に、ペンギンに対する未練が?」
とか思っていたら……
ウミガラスでした。
良く似ていますが、確かに違います。
葛西臨海水族園は、都心に近い絶妙のポジションに在りながら、入館料700円と財布にも優しく、また品揃えも豊富という、非常に優等生な水族館でした。
マグロやウミガラスなど、珍しい生き物も見られますし、今回は紹介しませんでしたが出口近くにある「水辺の自然」館も風情があって素晴らしい。地味ですけど。
また、東京フリー切符で来られるのもポイントが高いですね。
来る度に新しい展示があるのも嬉しい所。
機会があれば、また来たいですよね。
〜Fin〜