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その他テキスト





● 新しい単位

● 超人ハイジ

● 幸福のメール

● ”裏”サザエさんの次週予告

● サンタの話

● ソフトの不具合





■ 新しい単位


 日本や欧米各国の政府は、来年から痛みの統一単位、『ハナゲ』を採用することを決めた。ニュートン、ヘクトパスカルに続く新単位の登場で、医療機器や薬品のメーカーは対応に追われている。


 国際標準化機構(ISO)によれば、1ハナゲの定義は長さ1センチの鼻毛を鉛直方向に1ニュートンの力で「引っ張り、抜いたときに感じる痛み」。大気汚染と鼻毛の成長速度の相関性について研究していた、永井花外・室蘭市立医科大学助教授が、二年前鼻毛を鉛直方向に抜いたときの痛みに性別差や個人差が全くないことを偶然発見したため、この基準が採用された。


 これまで、痛みについてはその程度を示す明確な数値がなかったため、


「子供を産んだときは凄く痛かったわ」


「痔の手術のあとの抜糸は痛いなんてもんじゃなかった」


「ムチがいいか、ロウソクがいいかと問われれば、私は迷わずにムチを選ぶ」


といった論争が起こっていた。



 『ハナゲ』の採用で、これらの無意味な論争にも決着がつくとみられる。中学生、高校生の間では番長選出制度の透明化への期待が高まっている。


 永井助教授によれば、麻酔なしで虫歯を抜いたときの痛みは500ハナゲ、タンスの角に足の子指をぶつけたときの痛みは200キロハナゲ、分娩の痛みは2〜3メガハナゲ程度だという。(安産型骨盤の場合)


 なお、日本政府では恥ずかしさの単位として、知らぬ人の面前でお稲荷さんがぽろっと露出してしまったときの恥ずかしさ、『ポロイナリ』を採用することも検討している。










 日本や欧米各国の政府は、痛みの統一単位、『ハナゲ』に続き、人に言えない悩みの単位、『ワキガ』を採用することを決めた。カウンセラーや衛生用品のメーカーは対応に追われている。



 国際標準化機構(ISO)によれば、1ワキガの定義は「ワキガに苦しむ18歳の独身女性の悩み」。「ハナゲの父」永井花外・室蘭市立医科大学助教授が、娘、美子さんのワキガの悩みがこの三年間にわたって一定のレベルを維持していることを偶然発見したため、この基準が採用された。


 これまで、心の悩みについてはその程度を示す明確な数値がなかったため、学界ではデブ、ハゲ、ワキガ、包茎、バカの悩みの順位をめぐる論争が続いていた。『ワキガ』の採用で、自覚症状のないバカ以外の順位が近く確定することになるとみられる。



 永井助教授によれば、週刊プレイボーイ1998年1〜12月号の相談コーナーに読者から寄せられた人に言えない心の悩みの総和は、345キロワキガ。手術や薬物投与など適切な処置を受ければ悩みは152キロワキガまで緩和されるが、麻酔が切れると7〜8メガハナゲの生理的な痛みが発生する。今後はワキガとハナゲの間で均衡点を探し求めることが、社会全体にとっての課題となりそうだ。










  関係者各位


 以下の国際標準化機構(ISO)の発表に伴い、昨日、東京・国際フォーラムにおいて、日本非政府団体連盟主催の標準化単位認定評議会が行われましたので、議事録を送付致します。


 宜しく御査収下さい。




   標準化単位認定評議会議事録


   開催日時:11月19日(木)19:30〜21:30


   場所:東京・国際フォーラム大ホール



 1.痛みの基準『ハナゲ』の単位認定に関しては、委員会メンバーは概ね賛成。「長さ1センチの鼻毛を鉛直方向に1ニュートンの力で引っ張り、抜いたときに感じる痛み」という定義に関しても大きな反対意見、懸念事項はなし。



 2.騒音に対する単位として『デジベル』が挙げられるが、さぶいギャグを言われた際の場の静けさを表わす単位として『カエレ』を新たに認定しようという意見あり。基準としては、1つのおやじギャグがすべった静けさを1カエレとした場合、10カエレで、強制退場に匹敵するのではないか?との見解あり。今後も論議を続ける予定。尚、英語表記では1GHM(GoHome/ゴー・ホーム)が簡潔で良いのではとの意見。



 3.快楽度を表わす単位としては、コロンビア大学小里助教授から「アハン」が望ましいとの見解。但し、これは性的快楽度のみならず、一般的な快感度・不快度も表わすことができる。例えば、満員電車で隣のおやじのくしゃみに出くわした場合、−15アハン。首のツボを指圧された場合、約7アハンが相当されるとの事。


 尚、毎年12/24、25頃には、お熱いカップルの熱気で地球全体で5万メガアハンが記録されるとの見込み。科学者達の間では約4万メガアハンを超えると、地球の表面温度が1℃上がると予想されるため、世界地球温暖化を防ぐためにも対策案を練ることが急務。



 4.イナリの単位については、各界からの見識者達から「単位が大きすぎるのではないか」との声。男性が短パン着用時に起きる現象を基準にしているが、補助単位としてブルーマー着用時にパンツがはみ出した状態を基準とした、1ハミパン、他にも1ポロリ、1チクビ等も検討すべきではとの意見も出た。



 次回の開催については、未定だが世論の反応次第では、今後論議を沸かしそうである。










 ハナゲ導入に「待った」(朝日新聞朝刊1998.10.30)



 先日決定した新単位『ハナゲ』の導入に、思わぬ横槍が入った。


 北大西洋鼻毛機構(NAHO:North Atlantic Hanage Organization、本部ハーグ)の発表した声明によると、


 「『ハナゲ』の導入により、全世界的な規模での大量鼻毛伐採が発生すると予測される。たとえそれが一時的な現象であっても、推計では新単位施行から3ヶ月の間に平均して一人当たり97本が失われる事になる。それ以降は徐々にペースは落ちて行くと考えられるものの、それでも向こう10年間の間に、過去2000年に渡って伐採された以上の量が失われることになるだろう。この現象は人類の将来にとって重大な影響(別途紹介)を与える事が予測されるため、当機構としては大変遺憾に思う次第である」


 とはいえ、大勢は施行承認に傾いており、来年からの施行については予定通り行われる模様。










 「日本政府では恥ずかしさの単位として、見知らぬ人の面前でお稲荷さんがぽろっと露出してしまったときの恥ずかしさ、『イナリ』を採用することも検討している。」


 上記の記事に対して、多様な意見が上がっている模様(日本テレビ『今日の出来事』特集より)。


 まず世界女性感覚会議(SJK)が反対の声をあげた。それによると、「『イナリ』は女性には理解しがたい感情であり、女性も共有できるものが良い。」という。これを全面的に受け入れる形で、日本政府は、『イナリ』を撤回した。



 一方、単位『ハナゲ』の導入阻止にほぼ失敗した北大西洋鼻毛機構(NAHO:North Atrantic Hanage Organization)は、ここで反撃を試みた。NAHOの出した声明文によると、


「キスをするときに自分の鼻毛が出ていた場合の恥ずかしさは、万国共通、しかも男女差はない。これはKHE(Kiss Hanage Experiment)により証明されている。」


 という。そのためNAHOは恥ずかしさの単位として、『ハナゲキス』の導入を呼びかけている。『ハナゲキス』の導入は、不要な鼻毛を抜くことに対する抑止の効果もあるため、NAHOは是が非とも『ハナゲキス』の導入を成功させたい模様。



 街角でのキスが日常的行為となりつつある日本では積極的導入を図るという情報もあるが、文部省高官の間には「街角キス」に否定的意見も強く、導入に積極的な通産省との間で駆け引きが活発化しそう。ただキスの母国ともいえるフランスでは、「ロマンティックなキスの瞬間に、鼻毛を意識して雰囲気を壊す必要はない。また例え鼻毛が出ていてもそれがなんだというのか?」という意見が大勢を占めており、導入は見送られることが既に決定している。










 鼻毛の発見者はジャンケンの勝者



 4年前に,永井花外・室蘭市立医科大学助教授が、英国科学誌『nature』で発表した論文「鼻毛引き抜き時における痛覚の恒常性について」と同じ内容の論文を、全く同時期に、斎藤信・北海道大学医学部教授が米国鼻毛学会誌『Journal of Hanagelogy』で発表していたことが判明し、学会は荒れ模様となっている。



 問題の発端は、両氏が発表した二つの論文の投稿日と受理日が、全く同日であったという点だ。通常、第一発見者の認証は、ジャーナルに論文の掲載が許可された「受理日」と、ジャーナルが研究者から論文を受け取った「投稿日」の早さで競われる。国際的な取り決めによれば、両方とも同じ日付となった場合、「ジャンケン」で決定することになっている。


 科学史に詳しい、加賀久史・横浜国立大学教授によると、「ジャンケンによる第一発見者および発明者の承認は、1876年に有線電話の発明をめぐるエジソンとグラハム・ベルの争いで、初めて適用されて以来のことだ」という。



 永井助教授の「鼻毛の研究」は、ハナゲを鉛直方向に抜いたときの痛みに性別さや個人差が全くないことを証明したもので、96年1月には痛みをあらわす国際単位として『ハナゲ』が採用され、医療現場などで使用されている。また、この研究は、昨年度のノーベル医学・生理学賞の候補にもあがっていたが、今回の騒動で見送りになった経緯がある。



 この「ジャンケン大会」は、来月11日に、ノーベル賞授賞委員会、アメリカ横断ウルトラクイズ実行委員会、学会関係者らの立ち会いのもと、成田空港でひらかれる予定。




  







■ 超人ハイジ


 ハイジのブランコは時速68km!




 アルプスの少女ハイジのブランコを覚えているか、と友人に尋ねられた。オープニングの歌に合わせて、ハイジが異様に長いブランコをこいでいたというのだ。言われてみれば、そんな気も・・・。


 そこで筆者はビデオ屋に走った。確かに長いブランコだ。画面で測定したところ、前方の空中で一瞬停止してから後方で止まるまで、6秒もかかっている。通常の振り子運動では、ロープの重さを無視して計算するが、それに当てはめると、長さは36m。これは長い!身長40mのウルトラマンに迫らんとする勢いだ。



 だがこの場合、ロープの重さを無視していいのだろうか?


 そこで今度は東急ハンズに走った。買ってきたのは、直径16mmの麻ロープ。ブランコとしては手頃な太さだ。1mの重さは170g。片方36mなら、結び目を入れても13kgだ。これに対して、10歳の日本人女子の平均体重は37kg。やや太めのヨーロッパ人であることを考えて、ハイジの体重は40kg前後と見られる。13kgのロープの端に40kgのオモリをつけた振り子の周期は14秒。画面上の周期12秒に合わせて計算すると、ハイジのブランコの長さは27mとなる。



 それでもブランコとしては異例の長さであり、落差も大きい。最も低い地点では相当のスピードが出るはずだ。画面を静止させて測ってみたら、最も高く上がった地点で垂直方向からの角度は70度もあった。こぎ過ぎである。落差18m。最高速度は、6階の窓から飛び降りたのと同じ、時速68kmに達する。


 これはコワイ! ディズニーランドのジェットコースター・スペースマウンテンでさえ最高時速50kmだ。しかもシートベルトもなんにもなく、頼りになるのはシリの下の狭い横板と両腕だけ。シャトルループなどでもそうだが、特に後ろ向きに振られるときは、心臓が点になるほどオソロしいはずだ。



 さらによく見ると、足もとのはるか下界を教会の尖塔が行ったり来たりしている。どうやら100mぐらい上空で遊んでいるようなのだ。


 歌の中で「口笛はなぜー遠くまで聞こえるの」などという素朴な疑問を漏らしているが、そりゃアンタがそんなに高いところにいるからだ! 音は全方位ドーム状に広がっていく。ヒバリやトンビの声がよく聞こえるように、障害物のない上空では、地上より音が伝わりやすいのである。



 上空100mにおける時速68kmの振り子運動。常人ならとても耐えられないが、ハイジは天真爛漫に笑っている。恐るべき精神力だが、それより気になるのは、いったいどうやってこんなブランコに乗ったのかということだ。



 歌に「教えてー、アルムのモミの木よ」という一節がある。ハイジの生活圏内に、有名な大木があるらしい。ブランコの設置場所として考えられるのはここだけだ。現在、世界最大とされているカリフォルニアのセコイアスギでさえ高さは110m。ハイジのブランコの木は地上127mに横枝を張っているのだから、楽勝で世界一だ。



 ブランコに乗りたくなると、ハイジはこの世界遺産級の巨木にアタックをかける。127mの垂直登攀を達成し、間をおかずロープ伝いに27m降りる。続いて全身を躍動させ、ジェットコースターなみのスピードを満喫するのだ。遊びあきたら、むろん同じルートをたどって降りてこなければならない。



 往復308mの垂直昇降。10歳前後の小ムスメが、いつここまで体を鍛えたのだろうか?教えて、おじいさん!




  







■ 幸福のメール


 この文章は、東芝、NEC、富士通、松下等を回って来たメールだそうです。だれしも、このメールを仕事中に読んで、大笑いをして、周りの人に変に思われたとのことです。このメールを受け取った女性は、このメールを知人に出して、回り回って、また、自分の所に戻ってくると、めでたくお嫁にいけるという事で、幸福のメールと呼ばれているそうです。(ほんまかいな。)

 では、始まり、始まり...。



●先日、ぼくが友達とファミコンをしていると 通りかかった母が、

「おまえたちはいいねぇ、毎日がエブリデイで」

と言った。母はいったい何がいいたかったのだろぅ・・・・。



●家族揃って夕食をとっているとき、何かの拍子に怒った父が、

「誰のおかげでメシが食えると思ってるんだ」

と言おうとして、

「誰のためにメシ食ってんだ!」

と怒鳴った。私と姉は「自分のためだよ」と答えた。



●夫婦ゲンカのとき、父が母に「バカモノ!」と言うのを、間違って、「バケモノ!」と怒鳴ってしまった。ケンカはさらにひどくなった。



●うちの母は、頭が痛くなると氷でおでこを冷やします。先日も夜中にかなり痛みがひどくなり、暗闇の中をフラフラしながら台所へ。冷凍庫から、あらかじめビニール袋に入れてある氷を取り出して、おでこにのせて眠りました・・・。翌朝、目が覚めてみると、母の枕元には解凍されたイカが転がっていました。



●甘味屋さんで、母は田舎汁粉を、私は御膳汁粉を頼みました。店員さんが、

「田舎はどちらですか?」

と聞いたら、母はとっさに、

「はい、新潟です」

と答えてしまいました。



●先日、父は、男にフラれて落ち込んでいた姉をなぐさめようとして、

「おまえ、人間は顔じゃないぞ」

と言うところを、

「おまえの顔は人間じゃないぞ」

と言ってしまった。



●妹が夕食にスパゲティを作ってくれることになりました。妹は、

「今日はカルボナーラを作るね」

と母に言っていました。夕方、私が外から帰ると母が、

「もうすぐボラギノールができるってよ」

と言いました。ソレって痔の薬じゃ‥‥‥?



●エアロビクスを習いに外出していた私に、友達から電話がありました。横文字に弱い母は何を思ったのか、

「娘はアクロバットに行っています」

と答えたそうだ。



●弟は、誰に似たのかとても勉強ができる。それで、高校1年生のとき、アメリカに留学することになった。そのとき、母は親戚や近所の人に、

「うちの息子をアメリカにホームレスにやるんですよ」

と言って、自慢して歩いていた。ホームステイとホームレスを間違えていたのである。



●先日、プロ野球ニュースを見ていたときのこと。

「ヤクルトのルーキー、伊東」

と聞いて、母は、

「日本人ぽい人ネ」

と言った。



●私の母は62歳。記憶力が悪いからと、キャッシュカードの裏に黒のマジックで大きく、その暗証番号を書いている。



●先日、父はメガネを作りに行った際、

「無色ですか?」

と店員にレンズの色を聞かれると、何を勘違いしたのか、

「いえ、銀行員です」

と、自分の職業を答えていた。



●うちの父は、沖縄に向かう飛行機の中でエラソ〜に、

「沖縄は島全体が『さんしょううお』なんだぞ!」

と言った。それを言うなら、サンゴ礁だろ!!



●私の家はクリーニング屋です。ある日お客さんが、

「いま、セール中ですか?」

と聞いたのを母は、

「いま、生理中ですか?」

と聞き間違え、

「もう、3年前に終わりました」

と言ってしまった。



●母は、まだ40代前半の若き頃、私の受験用航空券を買いに行き旅行代理店のお姉さんに、

「スカイメイトでお願いします」

と言うところを、

「スクールメイツでお願いします」

と言って、店内の時を止めた。



●夕食後、テーブルの横でうたた寝をしていた父がうなされていたのを私は母と、

「悪い夢でも見ているのかな?」

と話していると、突然、

「ライダー、助けてっ!」

と父が叫んだ。ちなみに父は56歳です。



●うちの母がテレビを見ていると、美人のアナウンサーが出てきた。母は、

「こんな人が嫁に来てくれるといいわ」

と言ってニコニコしていたが、ウチの家族で男はお父さんしかいない。母は、いったい誰の嫁がほしいのだろうか・・・・・。



●お風呂に入っていた父が、突然、大声でわめきだしました。

「大変、大変!どっかから鼻血が出てる!」

いったい、父のどこから「鼻血」が出たのでしょうか・・・・?



●私の母方のおばあちゃんの話です。お医者さんに行き、「お尻に入れなさい」と渡された座薬を、おばあちゃんは、お汁に入れて飲んでしまいました。



●うちの父は、強風が吹いたり雨が降ったりすると、空に向かって、

「バカヤロー! ろくなもんじゃねえな〜」

と必ず叫びます。台風がきたときなど、そりゃあもう。



●酔っ払って帰宅した夫は、そのまま居間に寝てしまった。重くてとても寝床まで運べない。

「這(は)って行ってよ」

と何度も声をかけたが、そのたびに夫は

「ハッ!ハッ!ハッ!」

と答えた。



「絶体合格しますように」と書いてある絵馬を見て、多分合格しないだろうな、と思った。



●阪急電車の中、3歳位の男の子がおしっこをしたがっている様子。

子供「ママおしっこ」

ママ「どうしてもっと早く言わへんのっ!」

すると子供は何を考えたのか、早口で「ママッおしっこ」。



●大幅に遅れたバスにおじさんが乗り込みながら、

「バスってえのは遅れた時は待たにゃならんが、客が遅れた時は1分だって待ってくれずに、ハイ、サヨナラだからな」

と言った時、あとに続く乗客全員がうなずいた。



●某工場内の「おれがやらなきゃだれがやる」という看板が、「だれが」の「が」の点が削られ、

「おれがやらなきゃだれかやる」になっていた。この会社の将来は…。



●友人は入社試験の面接で、あまりに緊張してしまい、

「家業は何ですか」との質問に

「かきくけこ!」と答えてしまい、

家に帰るまで、何で「カ行」を尋ねられたか分からなかったそうだ。



●「ふえるワカメ」は大きくなるだけで、別に増えはしない。



●一人息子がちゃんと留守番できているかどうか、公衆電話から他人のふりをして家に電話してみた。

「もしもし、お母さんいる?」

息子「いらない。」



●電話で書店に本を注文した時のこと。住所と氏名を聞かれたので、名前の「和英」を和は「ヘイワのワ」、英を「エイゴのエイ」と答えた。後日送られてきた郵便物の宛て名は「和A様」となっていた。



●「水戸黄門外伝・かげろう忍法帖」の最終回で、事件がすべて解決し故郷へ戻ることになった由美かおるたちは、喜びのあまり「ヤッホー」を連発していた。でもそれってもしかしてドイツ語じゃ…。

(ちなみにあの「水戸黄門」には、格さんが「おいハチ、ファイト!」と言ってしまった前科があるらしい。)



●国語のテスト前に問題を出し合っていた中学生の長男と次男。長男の「擬音語にはどんなものがあるか」との問いに、次男は「そうどすえ」と答えていた。



●新鮮なお魚を「死にたてピチピチ」と言う私を、母はとても嫌がる。だって本当のことじゃないの。



●理髪店で中学生が

「少し長めにして下さい」

と頼むと、ご主人が

「耳はどうしますか」

と聞き返した。中学生は少し考えて曰く

「切らないで下さい。」



●おはようからおやすみまで暮らしを見つめる−それってストーカーじゃ…。



●父が入院することになって、病院に予約を入れて自宅で待機していたら、思わぬ早さで連絡が来て、

「明日から入院して下さい。」

突然のことで、心の準備が出来ていなかった父は、思わず

「今、ちょっと体の具合が悪いので、少し延ばしてもらえませんか」

と言ってしまった。病院も何の疑問も持たず父の要望を受け入れた。



●小学4年の息子が受けた国語のテストに

「もう…してしまった」

を使って例文を作りなさい、という問題があった。息子は

「もうしわけないことをしてしまった」

と書いていた。



●「JUNKO」というデザイナーのネーム入りトイレマットを敷いた日、夫は「J」の文字を踏んでいたらしく、トイレを出るなり、「あのマットはなんだ」とのたもうた。



●結婚した教え子から年賀状が来た。「性が変わりました」と書いてあった。




 <学校偏>



●中学の時、大好きな国語の先生の試験でどうしても1問だけ答えられなくて解答欄の上に「あぶりだし」と書いて提出したら、その先生はわざわざ薄墨であぶり出したように正解を書いて返してくれた。先生のそういうとこが大好き。



●「削」という文字を使って単語を書け、という問題があった。皆、「添削」「削除」「削減」など書いていたが、私は「削り節」と書いたら、2点多くもらった。



●中学生のとき、「好々爺」は何と読むかと先生に指されました。「すきすきじじい」と答えました。殴られました。



●中学の時の地理の試験で、盆地の名前を答える問題がありました。どんなに考えても思いだせないので、解答欄に「ザ」とだけ入れました。



●夏目漱石の代表的な作品を三つ挙げよ、に「夏目漱石全集 上・中・下」と解答したやつがいた。



●小学1年の時、「次の言葉の反対語(=対義語)を書きなさい」という問題で「おおい」の反対に「なんだい」と書きました。



●国語のテストで『もしも 〜(なになに)なら』を使って単文を作れという問題に『もしもしならけんの人ですか』と答え、みごとに×がついていました。



●小学校のころ、国語のテストで「〜らしい」をつかい、文を完成させなさいという問題が出たのですが、友人は「名犬らしいは賢い犬だ」と回答していました。



●卒業式で父母に配布する印刷物の中に「合唱曲タンサイボー行進曲」と誤植があり、直前になって刷り直ししてもらったことがありました。



●私の通っていた高校で「スポーツテスト」をなぜ実施しないのかと担任にきいたら、生徒計測および自己申告のため、「世界新記録」が続出したからだと教えてくれた。



●知り合いのお子さんが学校で受けたテストに、「おさかなは1ぴき2ひき、とりは1わ2わと数えます。では馬は?」という問題があり、「1ちゃく2ちゃく」と解答してあったそうです。



●「板垣退助が襲われて負傷したとき、言ったとされる有名な言葉は?」という問題。答えは「板垣死すとも自由は死せず」なのですが、弟の解答欄には、「ぐはッ」と書かれていました。



(追加) 私の高校時代に鈴木健という体育の教師がいた。皆からバカ健と呼ばれていた。それはなぜかというと?



●ある日の体育の授業中の事、バカ健が言った、

「それでは出席番号で列をつくるぞ。偶数は左、奇数は右、他は真ん中まわれ〜右!」

真ん中に並ぶ者は誰もいなかった。



●修学旅行中、金沢の兼六園を訪れた時、看板に

「鯉の餌 10円」

彼は10円玉を投げていた。



●課外研修でバスで移動した時、バスの入り口に「後乗り」とあった。彼は後ろ向きでバスの階段を登っていった。



 ちゃんちゃん、お粗末様でした。




  







■ ”裏”サザエさんの次週予告


●その一
ワカメです。
きのうサザエ姉さんとマスオ兄さんが夜中に


サザエ「駄目よ!ワカメはわたしの妹なのよ!」
マスオ「じゃあどうするんだ。
    お父さんの海山商事が倒産してしまった以上、
    僕の給料だけではやっていけないんだよ。
    だれかが犠牲になるしか…」
サザエ「いやぁぁぁーー!!!」


なーんて話してるのを聞いちゃった。もしかして私、身売りされる?ハハッ


さて次回は
「イクラちゃんのおもいっきり生電話」
「波平の毛が消えた日」
「マスオ 真昼の情事」
                    の3本です。
●その二
マスオです。
会社の同僚のアナゴくんが今大変なことになってます。まさかあのアナゴくんがうきえさんと…ぐふぅ!!世の中なにが起こるかわからないものですね。


さて次回は
「ワカメ ついにロングスカートを」
「アナゴとうきえ 愛の逃避行」
「フネ ついに波平にキレる」
                    の3本です。
●その三
フネです。
きょう洗濯ものを干していたら夫のワイシャツのポケットから「スナック・悦子」と書かれたマッチと片方だけのイヤリングを見つけました。
どうやら夫は浮気しているみたいです。腹が立ったのでマッチに「ズナッグ・悦子」と落書きをしてやりました。


さて次回は
「タラちゃん 後ろ向きに全力疾走」
「三河屋のツケを踏み倒せ!」
「サザエさんのご飯にアサリが」
                    の3本です。
●その四
波平です。
頭のてっぺんにかろうじて残っている1本の毛がついに枝毛になってしましました。もう抜けるんじゃないかと思うと心配で夜も眠れません。早速明日育毛剤を通販で頼むつもりです。もちろん日本直販で!


さて次回は
「今年も浪人 じん六さん」
「イクラちゃんの「あなたの知らない世界」」
「ワカメ ワカメご飯に怒り狂う」
                    の3本です。
●その五
マスオです。
会社の同僚のアナゴくんが僕のとなりで


「オィ〜ッス!いや、なんかちがうな…。オィ〜ッス!」


と小声でブツブツ言ってました。
確かにアナゴくんの顔はいかりや長助似ですが、モノマネをやるとは思ってもみませんでした。しかも全然似てない。まったく冗談は顔だけにしてほしいものです。


さて次回は
「タラちゃん 敬語やめます」 
「波平 憧れのロン毛初体験」
「磯野カツオでダシを取れ」
                    の3本です。
●その六
ワカメです。
今、クラスに気になる男の子がいるの。キャッ!わたし勇気を出してどんなタイプの子が好きか聞いてみたわ。


「ポニーテールの似合う女の子が好きだな」


……全然だめじゃんわたし!


さて次回は
「うきえ 愛のない結婚」
「波平 帽子がない!」
「花沢さんに吹き矢一発」
                    の3本です。
●その七
サザエです。
今日、家族でデパートに夏物の洋服を買いに行ったんです。わたしカワイイ洋服見つけたから試着しようとしたら


「お客様困ります」
「サザエ一家のご試着はお断りしております」
「首周りがのびきってしまうと商品になりません」


なんて言われました。信じられない!頭が大きくたって服は着れるわよっ!(キツイけど)


さて次回は
「イクラ 最後のバブー」
「マスオ 無念の婿養子」
「サザエの靴は16センチ」
                    の3本です。
●その八
ノリスケです。
昨日の夜、ついにタイ子から別れ話を切り出されました。


ノ「どうしてなんだ。ボク何か悪いことしたかい?」
タ「……」
ノ「理由もないのにいきなり別れろはないんじゃないの?」
タ「……」
ノ「なんとか言ったらどうなんだ!」
タ「……」
ノ「タイ子!!」
タ「だいたいアナタのその喋り方が気に食わないのよ。
  そうよ結婚してからずっとそう思ってたわ。
  イクラだってわたしはもっと可愛い名前付けたかったのに、
  アナタが「オレ、イクラ丼好きだから」とか分けのわかんない理由で
  勝手に「イクラ」なんて名前つけるし。
  ただでさえ「ノリ」と「タイ」で近所の奥さんたちから、
  「海産物夫婦」なんてアダナつけられてたのよ。
  アナタは仕事仕事でろくに家に帰ってこなかったから
  気づかなかったんでしょうね。
  わたしは家にイクラと二人っきり。
  たまにサザエさんが遊びに来るくらいよ。
  でも遊びに来たら来たで、せっかく取っておいたおやつは
  サザエさんが食べ尽くすし、
  「あんみつ食べましょう」なんて言って店に連れてっておきながら
  「あら、ごめんなさい。財布を忘れたわ」なんて言うのよ。
  この時のわたしの気持ちアナタにわかるかしら?
  わたしすごくくやしいかったから
  「お魚くわえたドラ猫でも追いかけてたのかしら」って皮肉って
  言ってやったの。そしたらサザエさん何て言ったと思う?
  「わたし、愉快なサザエさんでしょ」ですって。きぃー!
  「愉快なのはアンタの脳みそだ」って言ってやりたかったわよ。
  第一「みんなが笑ってる〜お日様も笑ってる〜」っていう歌詞も
  私が思うに「もぅーサザエさんたら。クスッ」って感じで町の人は
  笑ってるわけじゃないと思うの。
  「またサザエがバカやってるよ。ケケッ」って思ってるんじゃないかしら。
  少なくともわたしはそう思ってたわよ。今でもそう思ってるわ。
  全国を旅して回ってる場合じゃないと思うのよね。
  まったく。だから「サザエ」って言われるのよ」



タイ子はそれから一時間も喋り続けていました。ボクとの別れ話がいつのまにやらサザエさんの文句になっていたことにタイ子自身気づいていたのでしょうか。
「財布を忘れたのはお魚くわえたドラ猫を追いかけたときじゃなくて、買い物に行こうと町まで出かけたときじゃないのかい?」とツッコミを入れたくなりましたが、また長く喋りそうだったのでやめました。


さて次回は…え?時間がないの?カット?
●その九
カツオです。
きのうはタラちゃんといっしょに、イクラちゃんの家にお泊まりしました。
夜はやっぱり枕投げ!ということでぼくら三人で枕投げをして遊んでたらぼくの投げた枕がイクラちゃんの顔面を直撃してしまいました。
イクラちゃんの頭はすぐ後ろにあった桐タンスの角へガツン。とても鈍い音がしました。「ごめんっ、大丈夫?」と言ってイクラちゃんを抱き起こしたら


「あ、だいじょうぶッスよー。気にしないでくださ…あ、いけねっ!バ、バ、バブー…チャー!ハァーイ、ハァーイ、ハァーイ」


ぼくは見てはいけないものを見てしまったのかもしれません。


さて次回は
「サザエ、タイ子に「チョキ」の札を隠される」
「フネ、ついに波平に三行半」
「花王、愛の劇場」
                    の3本です。
●その十
フネです。
昨日の夜、夫が寝言でこんなことを口走りました。


「悦子ちゅわぁ〜ん(ハートマーク)」


あいつです。この前洗濯していたら出てきたマッチ箱の「スナック・悦子」のママのことです。
まだ浮気が続いていたなんて…信じられません。悔しかったので耳元でこっそり


「このうすらハゲが」


と囁いてやりました。
その夜はずっと夫のうめき声が家中に響いていました。フフッ


さて次回は
「のりすけ夫婦、みのもんたに説教をくらう」
「タラちゃん、ついに頭の大きさが胴体を越す」
「フネ、包丁を見つめる」
                    の3本です。
●その十一
波平です。
きのうの夜はタラちゃんと一緒に寝ました。
どうしても絵本を読んでくれとせがむので、「なんの本を読んで欲しいんだい?」と尋ねました。
するとタラちゃんははちきれんばかりの笑顔で、私に向けて無言で三冊の本を差し出しました。


「あきらめないで 〜育毛レッスンパート1〜」
「バレない浮気方法百選」
「熟年離婚 〜妻に見放された夫の手記〜」


…タラちゃんこれはどういう意味なのかな?


さて次回は
「波平、読書の秋です」
「タマの首輪に盗聴器」
「ワカメごめん!後ろ刈り上げ過ぎた(byサザエ)」
                    の3本です。
●その十二
ハイハイ、サザエですよ。
あーごめんね、今日はムカツイてるのよ。チョットチョットテレビの前のアナタ、聞いてくれる?
今日は家族で靴屋さんにいったのよ。
この前はデパートで嫌な目に遭わされたけど、今度はさすがに大丈夫よね、と思ってたわよ。
そしたら店に入った途端にコソコソ話が聞こえるじゃないの。平静を装いながらも、家族中みんなで耳を澄ましてたわ。


「ププッ…ちょっとちょっとサザエ一家よ」
「何しに来たのかしら。もしかして靴を買いに?クスクス」
「ちょっと誰か言ってやんなさいよ。『ベビー靴は置いてませんよ』って。プププッ…」


どう思います?
確かに足はちっさいわよ。家族みんなね。
でもね、だからといって「ベビー靴」はないんじゃないかしら。それにベビー靴置いてない靴屋なんて靴屋じゃないわよ。フンッ
あまりにムカついたんでタイ子さんに電話で話したのよ。そしたら「あなた達一家は足が小さすぎるのよ」、ですって。キィー
ムカついたから「アナタの足はどうなのよ」って言ってやったわ。
そしたら「あらっ、私も小さかったわね。アハハハ」ですって。ノリツッコミのつもりかしら。ケッ、全然面白くないわ。
そうだわ。今度タイ子さんをあんみつ屋に誘いましょ。もちろん財布は持っていかないわよ。当たり前じゃない。


さて、次回は…
あーなんか予告する気なくなっちゃったわ。
予告なんか無くたって次回見りゃわかるわよ。じゃっ。





  







■ サンタの話


 以下はある著名な科学雑誌で発表された論文に若干手を加えたものです。




 サンタクロースとトナカイの秘密をよりよく知るために。


 そしてあなたが幸せなクリスマスを送る事ができますように。





1)今までに知られているトナカイの種は飛ぶことができない。地球上に生息する飛行可能な有機体は約300,000種。そのほとんどが昆虫である。唯一サンタクロースだけが飛ぶ事ができるトナカイを発見し、飼育・所有していることになる。





2)世界中には約二十億人の子供たち(18才以下)がいる。サンタクロースが現れるのはそのうちイスラム・ヒンズー・仏教などをのぞく15%程度である。よって約3億7800万人。世界国勢調査の平均によれば1家庭あたり3.5人の子供がいるので、その世帯数はおよそ9180万軒にのぼる。更に考察をすすめるために、そのうち少なくとも1世帯に一人は、よい子供がそれぞれいると仮定しよう。





3)地球の時差と日付変更線のおかげで、幸いにもサンタクロースは仕事に充てる事ができる時間を31時間持っている。これにより、1軒あたり約822.6分の1秒の間、訪問にあてることができる計算になる。


 つまり、ざっと1/1000秒の間に、各々キリスト教信者の家庭の良い子供たちのところへ、プレゼントを置くためにそりで訪れ、その煙突を伝って居間へ降り、時にはススだらけになりながらベッドサイドに掛けられたその靴下を満たし、何かしら残り物の軽食をつまみ食い、再び煙突をよじ登り、そりに戻って次の家に進むことになる。


 これら9180万の家が、地球上に均一に分布していると仮定すると、その間隔は1.3kmと計算によって求められ、サンタクロースがクリスマスイブに移動すべき距離はのべ1.2億kmであると結論付ける事が可能である。


 サンタクロースの重労働と身体のことを配慮して、それぞれの家庭に着いてからプレゼントを置きに行くための時間は無視するものとしても1.2億kmを31時間で移動するために必用な速度は秒速1040kmの速度であり、音速の約3000倍程度である。


 人間が作り出した最も速い乗り物は、ユリシーズ宇宙探査機で、その速度は秒速44kmである。参考までにこれまでに知られている普通の種類のトナカイは時速40km、地球上に存在する一般的な男性は時速25km程度で走ることができる。





4)そのそりの上の荷物を考察すると、もっと面白い。それぞれの子供たちのためのプレゼントを1kgとすると、その総重量の378,000トンは積んでいることになる。


 これは巨大化したウルトラマンとほぼ同じ重量であり。逆噴射ないしは反重力的な着陸方法を持たない限り、地球の表面に大クレーターを作らずに着陸する事が困難である。


 また普通のトナカイが牽引可能な重量は130kgであり、よって何らかの理由によりサンタクロースが普通のトナカイにその役目を託すならば約300,000頭を必要とする計算になる。


 300,000頭のトナカイたちを含めた一行の総重量はと約400,000トンにも達する。(ただし計算の便宜上そりの重さは無視するものとする。)





5)音速の3000倍、質量400,000トンのサンタとその一行はさらに大変な空気抵抗と格闘せねばならない。これは地球の大気に再突入する宇宙船を遙かに凌駕しており、仮にトナカイの身体の主成分がタンパク質によって構成されているとするならば少なくとも一行のトナカイの先頭2頭は移動を開始してから4/1000秒後に綺麗に蒸発してしまうことになる。


 また、音速の3000倍で移動する物体の後方には通常ソニックブーム(衝撃波)が発生するため、地上から余程離れたところを移動せねば地球上に存在するすべての施設は破壊され、クリスマスが終わる頃には地球は皮を向いたミカンの様に姿を変えているはずである。


 地上30kmを飛行するためにはそれに伴う急上昇・急降下が必要になると共に、サンタクロースの一行の時間をより圧迫する事になるため、計算するに忍びなく、ここでは省く事とする。


 また、サンタクロースは移動中、通常の14,500倍ものGを受ける。サンタクロースの質量を人間の常識に当てはめて考えるならば体重は120kgくらいであろうか。この体重120kgのサンタクロースは2100トンもの力によってそりの背もたれに押し付けられながら今年も奇跡的な激務をこなしていく事であろう。





 メリークリスマス。




  







■ ソフトの不具合


 [こちらサポートセンター---おたずねメール]

 件名:ソフトの不具合について

 送信者:みちのく太郎





 ソフトのことでちょっとおたずねします。


 昨年、ガールフレンド7.0からワイフ1.0にアップグレードしたところ、思いがけないことが次々と起こり、困っています。


 アップグレードして間もなく、チャイルドという名前のプログラムがいくつもでき、容量をすごくとるので、お金をつぎこんで環境を変えざるを得なくなりました。


 さらにワイフ1.0は、他のプログラムに勝手に自分をインストールし、全プログラムの監視をしています。


 たとえばゴルフ3.1や飲み会5.0といったアプリケーションは、動きが悪くなっています。


 キャバクラ6.2に至っては、まったく動きません。


 選択するだけでクラッシュしてしまいます。



 そこで、ワイフ1.0をガールフレンド7.0に戻したいんですが、このワイフ1.0のアンインストールがうまくできません。


 強引にアンインストールしようとすると、システム全体を巻き込んでしまいそうです。


 いい方法を教えてください。










 [こちらサポートセンター---返信メール]

 件名:Re:ソフトの不具合について

 送信者:サポートセンター





 お世話になります。


 ワイフ1.0の件ですが、同様のご質問をよくいただきます。


 たいていの場合、原因は大きな誤解にあります。



 ガールフレンド7.0からワイフ1.0にアップグレードするとき、単なるユーティリティソフトと考えて何となくアップグレードする方が多くいらっしゃいます。


 しかし、ワイフ1.0はユーティリティソフトではなく、OSです。


 ガールフレンド7.0とは根本的に異なると考えてよいでしょう。


 ですから、いったんワイフ1.0をインストールしてしまうと、アンインストールしたりガールフレンド7.0に戻すというようなことは、ほとんど不可能です。


 ここで無理に、ワイフ2.0やガールフレンド8.0をインストールするようなことがあれば、問題がいっそう大きくなり、回復不可能になります。


 このあたりのことは、ヘルプファイルの「養育費」「財産分与」に詳しく書かれていますのでご一読ください。



 ですから、ワイフ1.0はそのままさわらずに、周りの環境をワイフ1.0に合わせていくべきです。


 何度もクラッシュしたり、他のプログラムへの影響が大きいときは、



 C:\gomen_ne



 と打ち込んでみてください。これでたいていの場合、回復するはずです。



 新しいソフトを買うときは、ワイフ1.0との相性を考える必要があります。


 現在わかっている中では、ケーキ4.0や花束5.2などは、非常に相性がいいようです。



 ご健闘をお祈りします。またなにかありましたら、お知らせください。




  


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