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あとがき 〜後輩達へ〜





ジーク・やぢ!!





 就職活動、大学生活も無事に終え、4月から社会人になった。入社2ヶ月ほどたったが、いまだに研修中である。この時期ニュースを見ても、就職活動が楽になりウハウハです。という話は聞かない。もっともウハウハという言葉すら、最近聞かないが…。


 終わってしまった今だから言えること。あのキツいキツい就職活動をなんとか乗り切るために、オイラにだけにできるアドバイス。そういうものを語ってみたいと思う。実際にかわいがってきた後輩だけでなく、たまたまここにきた見知らぬ人。とにかくこれから数年以内に、就職活動を迎える全ての人に見てもらいたい。入社してチョット会社に慣れてきた今だからこそ言えることを書いてみよう。

 ただし、独断と偏見に固まった、ごく個人的意見なので、反論も苦情も一切受け付けません!(笑)



 みなさんは、新聞を読んでいますか?ニュースを見ていますか?社会情勢に対して敏感ですか?……等々。

 就職活動のマニュアル、または就職ガイダンスなんかで嫌と言う程聞かされたと思う。結論を言おう!





 …知るか!!



 オイラが就職活動をしていた頃は、



 新聞?テレビ欄と4コマだけ(スポーツ欄すら見ない)。

 ニュース?7時からは、からくりTV見るって決めてます。

 社会情勢?芸能にすら疎いです。でもバイトがら、音楽と映画にはくわしいです。



 といった感じであった。おかしいかな?だってさ、就職迎える人が、全てこれらをこなしているわけじゃないでしょ?逆に聞くと、これを実践すれば絶対就職できるのか?そうじゃないよね。だったらさ、押しつけられるのは迷惑だよね。


 むしろ、オイラからのアドバイスはこうだ!



 ● バイトせよ!


 バイト。学生時代は勉強よりもバイトするのじゃ!勉強なんぞ、どうだって良い!とまでは言いません。もちろん学生時代なんで、学業は本分ですから、それに打ち込みたいという人は正解です。でもオイラ的には、無事に卒業できればそれで良いんじゃねぇ〜の?って気がする。

 それよりもバイトよ、バイト!バイトするものは、就職するとまで言ってしまおう。では、オイラが考える正しいバイトの選び方を教えよう。


 まず第一に、時給。高いにこしたことはないが、時給ってそんなに大事なのだろうか?

 一人暮しで、生活費や学費を稼いでいるとかって言うのであれば別だが、お小遣い稼ぎ、固定で払うのは携帯の使用料と洋服なんかを買った時のローン、あとは飲んで遊んでお終いっていう人達、結構いるんじゃないですか?

 そういった場合は、1ヶ月に6万あるのと5万5千円っていうのと、そんなに大差があるかな?その5千円で死活問題になるのかな?ちょっとの節約でなんとかなるでしょ。欲しいものがあって、お金を貯めているっていうならともかく、学生のバイトでは、時給はあえて無視しましょう。多少の時給の差など、1日多く働けば巻き返せるはず。


 では、ポイントは何か。それはズバリ、『時給以外のメリットがあるか』ってことだと思う。別にボーナスとか、副収入ってことではないです。それより、『社会人を数年後に迎えるにあたって、そのバイトが自分をどこまで大きくしてくれるか』ってことですね。ちょっと見当もつかないことですかね?


 例えばね、オイラが働いていた予備校。自分より遥かに年上の上司と仕事することで、社会のきびしさとか、敬語の使い方、責任とか、仕事の受け方、伝達、その他もろもろを教わった気がします。奮闘記8の面接で、とっさにあれだけのこと(内容の良し悪しは別として)が言えたのは、すべてこれのおかげだと思っています。


 オイラのもう一つのバイトとして、レンタルビデオ店というのがありました。これもメリット多いです。CDやビデオが安く借りれます。ちょっとの時給の差で別のバイトをするよりも、よくCDを借りるんで、そこを安く済ませることで帳尻を合わせるわけです。これは一人暮しで、まかない付きの食べ物屋でバイトするのも同じことが言えます。

 しかもCDや映画なんていうのは、学生時代には割と興味のあることだから、これに詳しくなれると言うのもメリットでしょう。また、接客業は敬語の使い方を学べますし、わがHPは、このバイトをしていなかったら、ネタがかなり少なくなっていたことでしょう。(笑)


 そして別の例として、面接の時に、『技術的な予備知識は別として、わが社に入ってどんなことがしてみたいですか?』と何度も聞かれました。よく聞かれがちな質問ですが、こう答えたこともあります。


『私は今もレンタルビデオ店でアルバイトをしています。お客様の中には、商品を返却せずに、延滞金も払わない悪質な方がおられます。そういった方は、その店で貸し出し禁止になっても、他の店でまた借りるんです。これに対して、レンタル業界全体にネットワークインフラを構築し、店舗やグループを超えた顧客ブラックリストの共有化をしてみたいです。』


 …まぁ、こんなことは実際無理なんですけど、面接官は聞き入っていました。この答も、その場でとっさに考えたんですけど、レンタルビデオ屋でバイトしていなかったらムリですからね。もしオイラが違うバイトをしていたら、また違う答えをしていただろうし、バイトの力は凄いですよ。


 他にも、同世代がたくさんいるところでバイトすれば、友達もたくさんできるし、彼氏、彼女も作れるでしょう。酒も飲めるようになるし、大人数の仕事先なら、飲み会の幹事をすることも良い経験になるはずです。人と人とのコミュニケーション。バイト先によっては、就職活動をしなくてもバイトから正社員採用という道を進むことも、できるかもしれませんね。


 自分が就職して思いますが、飲食業を経験したかったなぁって思う時があります。もう今からじゃ、転職でもしない限り無理ですからねぇ。学生のうちだけですよ、経験を増やすのは。


 要はね、学生時代のバイト経験ってのは、自分のスキルを伸ばすことに他ならないわけですよ。

 スキルなんて漠然な表現をしてしまいましたが、ちょっとRPGゲームの様な言い方にしてみると、社会人になるまでに、自分っていうキャラを育てる感じでしょうか。たとえば、このバイトをしたら…


社会性 ↑
敬語 ↑
人脈 ↑
社交性 ↑
知識 ↑
金 ↑
時間 ↓
付加スキル : 宴会幹事


ってパラメータが上がるなぁ〜といった感じでしょうか。

 特にこの、付加スキルである宴会幹事ってのは、奥が深い上に、まず持っている人がいない超重要スキルなんです。これを身に付けて社会人になるってことは、遥かに周りの同期達よりも、上を行っていると言えます。


 はっきり言って、例えばコンピュータ技術者になるとしても、プログラミングスキルを持って入社するよりも、プログラムなど一切分からなくても、宴会幹事ができる人間の方が、オイラ的には評価は上です。


 プログラミングなんてのは、入社して毎日やっていれば、誰だってできるようになります。しかし宴会幹事ってのは、社会人になってからではなかなか身に付けにくいスキルである上に、凄く難易度の高いスキルだからです。人数集めて、店を予約すれば終わりってことじゃないですから。この話は、またの機会に。



 ● 業界を選ぼう


 凄い勢いで話が逸れましたが、就職の話をしていたんですよね。話を戻しましょう。

 会社って、資料を請求すると、パンフレット送ってきますよね。部署構成やら、業務内容やら、経常利益やら、そんなことが載っています。でも、ぶっちゃけた話、そんな情報って必要ですかね?少なくてもオイラには必要なかったんですけどね。


 何でかって言うとね、こんなの読んでも良く分からんのですよ。

 あっ、馬鹿じゃないんで(笑)、紙面から得られることは、理解できますよ。でも、経常利益がいくらか違おうが、社員が100人少なかろうが、そんなの知ったこっちゃないんですよね。だって、それを知ったからって、会社が見えてくるんだろうか?そんなことより、もっと知りたいことってたくさんあると思うんですよ。

 例えば、女子社員はイケてるかとか、コンパはあるのかとか、近くに安くて美味い昼飯が食えるの店はあるのかとか、そういうの知りたいですよね。まぁ、会社案内にそんなの載ってるわけないんですけど。

 でもね、本当に知りたいことって、会社は教えてくれないようです。



 くだらない前置きになってしまいましたが、オイラの言いたいことは、女子社員のことではなく、本当に知りたいことは大人は言わないってことなんです。

 つまり、今期限りで倒産しちゃう会社が、そのことを会社案内に書きますかってんだ!まぁ、そういう会社は募集してないんでしょうけどね。とどのつまり、会社なんて入ってみなけりゃ何もわからんってことです。


 自分が会社案内なんかから読み取って分かったことは、みんなも分かっているはずだし、自分が分からんことは、誰も分かってないってことなんですな。

 だからこそ、自分の行きたいところ、行きたい会社に行きましょう!良い会社かどうかは、それこそ運だね!だからこそ、行きたい業界を譲ってはいけないのだ!


 そこで正しい業界選び。その極意とは、『行きたいとこに行くべし!』です。

 これはダメ?だって、オイラはそうしたもの…。今、旬だから情報業界受けてみようとか、アパレルやらマスコミやらは、倍率高くて厳しいから保険かけて他も受けようとか、そんなんは聞きたくないなぁ〜。

 自分が何をしたいか、何になりたいかだ!医者になりたいとか、弁護士になりたいとか、突然何も積み上げずにそれは無理だが、自分のいきたいところへ行く。保険かけたって、無難に内定いくつも取ったって、行く会社は一つだけだぞ。

 なんとなく入った会社なんて続かないぞ。毎朝通勤ラッシュにまみれて、下げたくない頭下げて、半端じゃないのだよ社会人は!その後で、大して行きたかった会社じゃないんだよなぁ〜なんて言っても、もう遅いのだ〜!!!(暴走気味)


 オイラの友人は、N●K(放送関連)とJ●A(馬系)しか受けなかった。理由は、そこでしか働く気が起きないから。最初は耳を疑ったが、オイラ的には正解!だって、しょ〜がね〜わな。それしか言えんわ。それは就職活動っていうか、就社活動だねって思ったが、それはそれで一つの形。



 ここで登場、困ったちゃん。こんなことを平気で言う。『別に行きたい業界とか、なりたい職種とか無いんですけど…』


 ぐはぁ!もう何なんだよ!お前は!20年あまり生きてきて、何を見聞きしてきたんだ!
 とは言っても、まぁこのご時世だからね、分からんでもないさ。そんな君は、次の項目以下を読んでみよう。自分のなりたい職が見つかるかも知れんよ。



 ● 一流企業を選ぶこととは


 読者の諸君、ここまではお遊び。こっからが本番なんだ。会社を研究しつくせ。そう、志望の会社を決める術をお教えしよう。


 まずだな、諸君はどんな会社に行きたいか?これが大事だ。すると、一流企業と答えるヤツがいる。このアホたれが!顔を洗って出直せ!と言いたいところである。

 …が、何をもって一流とするか…これを考えると、一流企業に行きたいという意見、あなどれないのではないか?


 一流企業とは、どんなところが一流なのだろうか?給料か?知名度か?社員数の多さか?資本金や利益か?これについての見解は人それぞれだし、あえてオイラはこれが正しいと思うと言わないでおく。それぞれの思う一流企業。それは大いに目指すべきだと思う。


 よく新聞などで、『男子学生の一番人気企業はSONYである。』というのを目にする。さすがにこれには、物申す!!


 もしこの先の文章を読んで、まだ志望がSONYだと言える人、その人はSONYを受けなさい。



 さて、いいですか。確かにSONYさんは凄いです。誰もが認める日本で有数の大企業です。景気も良いでしょう。でもみんながそろって第一志望がSONYっていうのは、おかしいと思いませんか?企業、会社、工場などが星の数ほどあるのに、揃いも揃って、みんなSONYって…。何をもってSONYと言っているんだろうか?他の家電、ゲームメーカーを差し置いて、SONYと言うその意図は?所詮、こんなもんだと思う。



 ● 家の家電のどれかがSONY製である。

 ● 会社がデカイから、潰れなそう。

 ● プレステ好きだし、面白そう。

 ● みんなが羨ましがってくれそう。



 ……これはマズイよ。これじゃいかんのだよ!そんな子供の言い訳みたいな志望動機が通ると思っているのか?こんな動機でSONYに行きたいと言う人、辞めた方が良いと思います。全国から何万、何十万と集まってくる志望者の中において、こんな動機で内定貰えるほど、SONYは甘くないと思われる。企業を舐めないことだ。では、どうしたらいいのか?


 SONYに入って何がしたいか、それが大事でしょう。これは一般就職雑誌で書かれているような志望動機とかってことではなく、もっと核心的な意味で何がしたいかです。なぜSONYなのか。他の企業では絶対ダメで、SONYじゃなければ絶対にできないこと、そんなものを持っていますか。

 あまり良い例ではないですが、例えばプレイステーション。あれはSONYさん独自のものですね。


『俺は絶対にプレステ3を開発してやるんだ!』


 という人がいたとしたら、その人はセガさんや任天堂さんを選んではいけません。なんとしてもSONYさんに行くべきです。言いたいことわかりますか?つまりね、全国のSONY希望のみなさん、SONYを選ぶなら(他の企業でも同じだが)、選ぶだけの根拠、動機、夢、そんなものを示さなきゃいけないってことなんです。知名度、規模、面白そう…そんなことで志望先を決めてはいけません。きっちりと考えましょう。


 それを考えるに当たって、当然ですが知識が要求されます。どんなことをやっている会社なのか、入社したらどんなことができるのか。それらの知識をを得ることが、資料請求であり、会社訪問、説明会であるんですよ。ちなみにオイラは、そんな志望動機をさらさら持ち合わせていないので、SONYさんは受けませんでした。あしからず。



 ● 大企業はエライか


 エライです。結論から言うと。何はともあれ、とにかく大企業に行きたいという人、結構いますよね。

 良いですよね、大企業。日本中の誰もが知っている。メリット多いですよね。例えば、デカイ仕事ができる。うん、たしかに。予算や人員なんかを考えても、プロジェクトの規模が違ったりしますからね。そりゃやりがいもありますぜ。

 福利厚生が違う。ん〜、それもたしかにあります。何で大企業って、あんなに休みが多いんですかね?仕事ホントにやってるんでしょうか?…おっと、失言。ホント良いですよね〜。実にうらやましい。


 で、そんな良いとこどりの大企業なんですが、それを希望している人と話をしてみると、やれプロジェクトだ、やれ福利厚生が〜って、声高らかに言うくせに、じゃあ第一志望は?と聞くと、結局SONY…。ぐはぁ!話が戻っている。(笑)


 ともかく自分は、大企業に行きたいんだという人へ。ちょっと一緒に考えてみましょう。

 まず大企業の定義が難しいので、ここでは一応、東証1部上場、2部上場企業としておきましょう。この段階で、すでに何のことかわからない人。出直して来なさい。


 さっきのSONYうんぬんは別として、大企業に行きたい人、新聞の株式欄を見て、何%の会社を知っていますか?もちろん知っている会社もあるでしょう。しかし知らない会社がほとんどではないのでしょうか?そんなことで、大企業に行きたいと言えるのでしょうか?


 結局、大企業に行きたいと豪語する人にとっては、

 自分でも知っている会社=大企業

 ってことじゃないんですかね?
 それはね、大企業というよりも、広告戦略の上手い会社って言うんです。


 日常生活で、企業と個人の接点なんて、テレビや雑誌なんかの広告や、実際に店頭に商品を見に行った時くらいでしょう。日本にはね、広告宣伝をしていなかったり、企業向けで、一般個人向け商品を作っていないという大企業も山ほどあるんですよ。

 普通に考えて、企業向けの物を作っているのに、一般消費者に向けて広告宣伝しても意味ないですよね。それに、国内では知名度が低くても、海外では高く評価されているっていう企業もたくさんあります。それをまったく知らずに、大企業に行くんだ!と言うのはいかがなものでしょうか。


 ならばどうすればいいか。研究ですよ、研究。どうしても大企業に行きたいって言うのであれば、片っ端から研究しなさい。新聞を広げ、株式欄をにらみながら、全部の企業のHPを閲覧しましょう。資料請求でもかまいません。どれほどの規模、主力製品(業務)、景気、待遇、募集の有無…調べることはたくさんありますよ。東証1部、2部を全部調べたら、それはかなりのものですね。知っている企業も、もう一度洗いなおしてみるのもいいでしょう。



 ● 志望動機を考えてみる


 志望動機って難しいですよね。よく相談されます。でも良いこと書くかは別として、自分の素直な気持ちをさらけ出すしかないんじゃないですかね。もっとも、滑り止めに…とか、なんとなく…っていうのはやめた方がいいですけどね。


 ではアドバイス。さっきの大企業うんぬんの流れでわかったと思いますが、とにかく調べることです。

 結局のところ、就職活動において、こっちは履歴書だ、成績証明書だ、はたまた面接で腹の中まで探られるっていうのに、こちらがわはあまりに情報が少ないんです。でもそれって、自分が悪いんですよ?だって、相手の企業側は、一応は隠さずに公開しているんですから。それをホントは知っているくせに、見ようとしていない自分が悪いんです。

 一番困るであろう志望動機だって、ここまで情報を得られれば簡単なんです。東証1部、2部の企業全てを調べた中で、ここを受けてみようと決める理由、それを志望動機と言わずして何と言うのか?違いますか?調べに調べ上げて、他の会社との相違点を言えば良いのではないですか?まぁ、それが難しいんですけどね。

 えっ!?ウチの会社のそんなことまで調べたの?って思わせたら、おのずと就職したい気持ちは伝わるんじゃないでしょうか?健闘を祈ります。




  


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