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面接奮闘記7





またも履歴書…





 『就職活動における、オイラの馬鹿さ加減の告発文』こと面接奮闘記ですが、もう7回目を向かえました。

 始めから、就職失敗記とかにしておけば良かった。きっと『あばれはっちゃく』の父ちゃんじゃなくても、情けなくて涙が出てきます(古)。自分で読み返してもつらいです。



 今日は筆記試験。会社名は、S社と言っておこう。

 そう、S社と言えば、Mさんの行っている会社である。Mさんを知らない読者さん(ほとんどですが)は、オイラのバイトの先輩と、理解して頂きたい。


 知り合いのいる会社に行く時は、注意が必要である。本人はそんなつもりがなくても、どうしても気がゆるむものです。そこを人事に見られたら、目も当てられない。今回も、その気のゆるみがすべての原因である。


 さかのぼること約2週間前の5月20日。S社とオイラのファーストコンタクトが行われた。


 そう、会社説明会。会社の場所を探すのが面倒なので、Mさんの出社に合わせて出かけた。

 会社に着いてみると、説明会開始30分前。やる気が空回りしているかの様な早さだ。人事の人も戸惑っていた。会社についての長い説明が始まると、オイラは自らの身体の異変に気付いた。なぜか説明に集中できないのだ。頭が重く、意識を保っているのが困難になってきた。


 説明会の次は、プログラマー適性試験だった。この頃になると、隣りの子に申し訳無い位、息が荒くなっていた。別に試験問題に欲情しているわけじゃないのだが…。

 しかし腐ってもオイラは情報科学科。この類の試験が得意なのだ。苦痛の時間の中、手応えバッチリで終えた。間違い無く受かったと確信した。


 心の中でオイラはガッツポーズし、オーケストラがロッキーの勝利のテーマを奏でてくれた。

 そしてこの後、数種類の配り物がされて、説明会は終わった。帰路につく途中で、見知らぬ女子高生3人と仲良くなったが、立っているのも辛いオイラには、どうでもよく感じられた。それもそのはず、その時の体温は38度を越えていた。



 そして今日、6月3日。あえて、『あなどりの木曜日』と名付けよう。


 今日は、前回と別の筆記試験ということで、完全に舐めきって家を出た。

 はっきりいって筆記試験は得意である。今回も余裕だろうと、あなどっていた。しかしあんなことになるとは…。



 前回同様、Mさんに合わせて家を出たオイラは、何と開始45分前に着いてしまった。試験会場には電気すらついてない。はっきり言って、ただの迷惑小僧である。

 やることが無いので、ポケボでメールを受けようと、準備していた時だった。人事の方が、後ろから話かけてきた。



『やじまそ君。必要書類を出してくれるかな?』

『…は?』


 きっと、成績証明書や、健康診断書のことを言っているのだと思った。


『あのー、それはまだ…』


『履歴書だよ、履歴書。今日持ってくることになっていたはずだよね。』

『!!!』



 もう一人の人事の方が、ちょっと怒った口調で言い放った。





『今日履歴書持って来ていないと、試験は受けられないよ?



『えー!?』



『前回、弊社指定の履歴書を渡しましたよね?』


『……あぁ〜!!』


 そう前回、意識のはっきりしない中で渡された配り物とは、実はこの履歴書だったのだ。


 まだ時間はある。今書けば…。


 …だめだ。写真が…無いや…。



 明日、もう一度持ってくることを約束し、何とか試験を受けさせてもらった。

 結果は良好だと思った。帰りの電車で、書類を確認しなかった自分に反省しつつ、あることに気が付いた。


『よく考えたら、明日ゼミだよ。持って行けないじゃん。』


 仕方無い、オイラは自宅まで写真を取りに帰り、もう一度提出しに行こうと思った。



 しかし、長い道のりの後に着いた自宅で、写真を探したが見つからない。…無い。どこにも無い。



 ま、まさか…。



 今日は、自宅からバスで最寄駅、そこから1時間以上電車に乗った。その長い道のりを供にした就職活動カバンが、オイラの視界に飛び込んできた。


『クソッだらー!そこかー!!』



 おもむろにカバンを開けると、アッタリーと言わんばかりに、オイラの『おすまし顔写真』が出てきた。つまりオイラは…



 朝からずーと写真を持ち歩いていたのだ。



そして写真…

※ 就職活動カバンのイメージ図




『な、なんてこった…。バ、バカ王や。


 オイラは、なぜか関西弁になっていた。仕方無くバカ王は、意味無く3時間近い往復をすることになった。


『なんか俺って、鉄道大好き小僧みたいだ…。1,500円位、ドブに捨てちまったよ…。』





 会社の下の喫茶店で遅めの昼食を取りながら、履歴書を埋めた。

 間違えたりもしたが、事前にコピーを取っていたので、大丈夫だった。オイラは、一人ココアを飲みながら呟いた。はたから見たら、ただの危ない人だ。


『…これで良しと。さて写真。…OKサイズぴったり。そしてこれや!タータタータタタタターン、ボンボン!キテレツ、何ナリかそれー?いいかいコ●助、これは写真を貼る為の、水糊さー。』



コ●助

※ コ●助、イメージ図




 オイラは、写真用の水糊を忘れずに持って来たことが、よほど嬉しかったらしい。モノマネを始めた。

 しかしこの1分後、結局文房具屋に行き、



















 捺印用のハンコを買うハメになるとは、知るよしも無かった。







 教訓1・会社から貰ったものは、ちゃんと確認しろ。

 教訓2・カバンの中くらい把握しておけ。

 教訓3・そのモノマネ、似てないぞ?




    


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